現代臨書大系 〈第8巻〉 日本 1 和様漢字 (愛蔵版)

現代臨書大系 〈第8巻〉 日本 1 和様漢字 (愛蔵版)

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  • サイズ A4判/ページ数 175p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784099141080
  • NDC分類 728.4
  • Cコード C2376

出版社内容情報

日本の漢字書法は聖徳太子の法華義疏で早くも見事な結実をみせる。平安時代には三筆・三跡の名品があり、鎌倉時代の禅僧や江戸時代の文人の書も優れた書風を示す。この漢字書法の流れを展望し、当代の書家が臨書。

 中国・日本の優れた古典作品を正しく臨書することにより、書表現のための豊かな土壌と確実な技術を身につけ、更に創作をもめざした本大系もいよいよ最終配本を迎える。 本巻では和様漢字を扱う。日本に入った漢字は、一方では「かな」の発生をみることになるが、漢字そのものも我が国の風土、民族性などによって自ずから中国の書と異なるものとして発展していった。その流れはまず、静かな筆致の中に才気に満ちた書風をみせる聖徳太子の法華義疏で見事に結実する。 平安時代初期の「三筆」には唐文化の影響が強いが、「仮名」の発生と前後する、平安美の感覚が表現されてくる。 鎌倉時代に渡来した禅宗の書は雄渾な作風を示し、江戸時代の文人・僧侶も個性的かつ日本的な美しい作品を残している。 古くは飛鳥時代から江戸の良寛まで、豊かに継承された和様漢字の古典名筆をたどりながら、当代一流の漢字作家とかな作家が創作に向けて臨書する。

内容説明

本書は、日本の漢字作家と、かな作家が共同研究を展開し、日本の書美が持つ特質を明確にし、書の国際性の一大進展に寄与しようとするもので、おそらくわが国では初めての試みであろう。

目次

飛鳥 金剛場陀羅尼経(杉岡華邨)
飛鳥 聖徳太子法華義疏(宮本竹逕)
飛鳥 宇治橋断碑(二瓶岳風)
奈良 多胡郡碑(上松一条)
奈良 聖武天皇雑集(黒野清宇)
奈良 伝聖武天皇賢愚経(永井暁舟)
奈良 光明皇后楽毅論(三原研田)
奈良 光明皇后杜家立成雑書要略(日比野光鳳)
平安 最澄久隔帖(大岡皓崖)
平安 最澄久隔帖(平田華邑)〔ほか〕

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