フラワーコミックス 少コミ 源氏物語 〈２〉 - 愛と罪と

森猫まりり

小学館（2019/08発売）

• サイズ コミック判／ページ数 168p／高さ 18cm
• 商品コード 9784098705986
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[双海（ふたみ）]

叶わぬ恋に苦しむ光源氏が出逢ったのは、都一の貴婦人、六条の御息所。誇り高き年上の美女と、大人な恋。そして葵上の懐妊。三角関係をうまく描いている。

2023/01/22

[柚桜]

今回も絵が美麗。この辺りになると光源氏の節操のなさが際立って周りの女性がそれに振り回される不幸な結末になるので、どう描いていくのかも少女漫画として難しい所だと思う。でも原作は原作で酸っぱいですしね（笑）六条の御息所とイチャイチャした後の藤壺だったとは…光源氏、恐ろしい子！ そして奥様の葵の上ともこういう関係だったのね、と理解。源氏を挟んで正妻と不倫相手の三角関係が辛い。どちらの女性も気位が高いのもあって藤壺には考えられない泥沼に。最後に源氏に抱きしめられながら笑って別れを告げた六条様が美しかった。

2020/04/19

[ソノダケン]

御息所の造形がいい。それぞれキャラクターを魅力的に描き分けないと、源氏があれこれ手をつけることの説得力が出ないわけで、がんばってると思う。

2019/08/30