- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少女(中高生・一般)
- > 小学館 フラワーC
出版社内容情報
稀代の才能が花開く!谷和野の最新作品集!
初めて会ったのに、気づいたらプロポーズをしていた!
そんな2人の間には、長い長い時を共有してきた不可思議な縁が
あって・・・!?
運命と宿命の狭間で弄ばれるふたつの魂。その再生と再会の物語を
独特の筆致で丁寧に描いた長編「リリリライト」。
雑誌掲載時から大反響だった表題作と、そのスピンオフ作品
「ピクニックの前」を収録した、稀代のストーリーテラー・谷和野の
最新意欲作!
そのほか、珠玉の短編「春のおかし」「春のお酒」「たのしい天地創造」
「星のまちぶせ」「xページめの本」も収録。
さらに、早くも才能の萌芽を実感できるデビュー作「坂の上の窓」も
ついに収録!
谷 和野[タニ カズノ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐっち
19
谷和野さんの最新作。表題作で出てきた貴族の奥様がかわいそうだな、と思っていたので、2話目がすごく良かった。2018/07/29
しましまこ
19
作家買い、表紙で分からなくてさがしたよ。タイトル作、初対面でプロポーズ?最後の最後におおー!と。楽しい短編「春のおかし」良きモフが。「春のお酒」これは飲みたい!2018/07/12
ドリー
4
作者買い、全作品雑誌掲載時に既読。 表題作「リリリライト」は、スピンオフの「ピクニックの前」を読むとより世界が広がる。 欲を言えば全ての時代でスピンオフ書いてほしかったなー。 「春のおかし」「春のお酒」はほんわかしたおとぎ話、「たのしい天地創造」はSF考察話、かな? 「坂の上の窓」はデビュー作。(受賞作かと思っていたが勘違いだった)奇妙な読後感で、また読めて嬉しい。 「星のまちぶせ」、「xページ目の本」は現代の話。どちらも穏やかな時間の流れを感じる。 あとがきでは作者の誠実さが感じられ、満足。2018/07/14
こころのかおり
2
表題作がわかるような凡人には不思議なような。ポンペイで始まった時は親子だったふたりが、一番新しいところでは夫婦にたどり着く。ずっとずっと縁の切れない関係と云うことか。それまで血縁のない男女として生まれた時とはどう違ったんだろう。途中の貴族としての生の時は、輪廻の相方である侍女とはワケアリになるでもなく、普通に奥方とシンパシー感じてたしな2023/09/29
れどれ
2
もぎたての新鮮さも重みある熟成感も兼ね備えた作風に、その風力に恐れ入る。頭の冴えと手の働きの美しき連動。発想が発想の領分にとどまらずきちんと漫画に成形されている奇跡。気高さ。きらめきっぱなしの神聖。2018/08/13