出版社内容情報
レイテ沖海戦にて「特攻作戦」…開始!
ミッドウェー海戦の敗北以降、
日本軍の重要な拠点が次々と陥落していった。
その窮状を打破すべく、フィリピン・ルソン島のマバラカット飛行場から、
ある戦闘機が飛び立とうとしていた。
敵艦に、体当たりするためにーーー
追い詰められた日本は、どこへむかうのかーー!?
【編集担当からのおすすめ情報】
『哭きの竜』、『月下の棋士』など数々の「天才」を描いてきた能條純一氏が、圧倒的な筆致で描く「昭和」という激動の時代。
今巻で、日本は遂に「特攻作戦」に踏み切ることになります。
そこに生まれる様々な想いや葛藤…是非、御覧ください。
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
のぶのぶ
30
インパール作戦の悲劇、戦闘よりも退却時の死者が多いとは、、。白骨街道。司令官は、安全なところで前線のことを何も考えていない。ついに特攻。十死に零生、奥さんも決断したものも辛いもの。軍神、神様にされても辛いもの。でも、愛するものを守るため、そう思うしかないのかもしれない。まだ、そう思える作戦なら、まだ良いのかも。いよいよレイテ沖海戦、突っ込めば十死に零生。勝機があったとされる説もあるが、、。立場を悪くする、命を大切にする、何が正しいのか分からない。やはり戦争をしてはいけないと思う✨️2026/04/05
ぐうぐう
23
ついに日本軍は特攻作戦を実行しなければならないまでに追い詰められる。「九死に一生はあり得ても十死に零生はあり得ません」そう、鈴木貫太郎の言う愚かな攻撃法を、しかし首相を退いた東條英機はこう評価する。「陸軍も早く特攻に踏み切れ‼︎ このままだと帝国日本は間違いなく沈没する‼︎」そんな特攻作戦の一番機で出撃した関行男は日本国のためではなく愛する妻を護るために征くと告げる。そして裕仁は、特攻作戦の戦果を聞き、「よく、やった…」と言わざるを得ない自身の立場に苦しむ。(つづく)2026/04/14
水渕成分@小説家になろうカクヨム
15
後知恵でしかないと分かってはいるけど、政治力の持つ者の顔を立てる、やるだけのことはやったという言い訳づくり、それがためにここまで犠牲にしなければならなかったのか。 今我々は冷静な判断ができているのだろうか。2026/04/04
くさてる
13
本当に読んでいて辛かった。どんどん日本が追い込まれ、無謀な作戦、愚かな状況に陥っていく。能條先生の端正な描線は決して派手なものではないけれど、わずかな線の動きで昭和天皇の苦悩が表現されている。これからが昭和天皇の生涯においていちばんの正念場になるのだろうけど、出来るなら、戦後、子や孫に囲まれた穏やかな笑顔に到達する姿を見たいと思う。2026/04/15
ヒトコ
8
何のために戦うのか、特攻は本当に必要だったのか。 戦果をあげて講和を有利に終戦に導きたいのはわかるが、負け続けている時の早期終結は難しい。 始めたかった訳ではない戦争を終結させなければならない、その責任がありながら難しい立場の陛下。 鈴木貫太郎の出番ですね…。2026/03/31




