出版社内容情報
会えて、話せてよかった。けど――――。
そこそこ幸せな専業主婦・一ノ瀬華子。
売れっ子小説家・水月うらら。
気弱なイラストレーター・平泉花音。
専門学校時代のケンカ別れから27年――
45歳になった3人の奇跡的な再会は、
仲良しだった当時のまま、
近況を報告し合いながら和やかに進んでいく。
しかし、うららに当時の態度を謝罪された華子は、
うららの小説への批判コメントを
書店サイトのレビューに書き込んだのは
自分であることを、別れ際に告白してしまうのだった――。
『マスタード・チョコレート(第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作品)』『ノストラダムス・ラブ』の冬川智子が描く、
人生後半戦の私たちに贈る物語、待望の第2集!
【編集担当からのおすすめ情報】
18歳でケンカ別れして、まったくの没交渉になった友人と
45歳で再会する――。
しかもその直前に、友人の著作物への批判コメントを
ネットに書き込んで、それが本人に読まれていたら――。
それでも「友情」を再構築することは、可能でしょうか?
それとも不可能でしょうか?
人生100年時代、昔の友人が今どうしているのか
気になる時にこの作品をお読みください!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
21
「許さない」ことよりも「許す」ことの難しさは、大人になるほどに身に沁みる。身に沁みるからこそ、許そうと具体的に一歩進めるのかもしれない。27年ぶりに再会した彼女達は、それぞれの自分を披露しつつ、それぞれの相手を認めつつ、それぞれの自分を知っていく。変わらないこと、変わったこと、実際に会い、話すことで実感する温もりや優しさ。27年経ったからこそ理解できること。にしても、うららに襲いかかる裏切りに三人はいかに向かい合うのか。次巻が待ちきれない。2025/07/11
漫画専用アカ
1
1巻はよかったのだけど、2巻のラストでイッキに物語が陳腐化。狭い業界でそんなことある? そんなバカいる? 次巻でしっかり説明がほしい。2025/07/18