出版社内容情報
押見修造に、幻滅せよ。
『惡の華』『血の轍』の鬼才、戦慄の回顧録。
これは、兄弟の話なのか。
それとも、漫画に生かされた、ある男の自省なのか。
己の本性を抉り抜く、容赦ない回顧。
その先に待つのは――
【編集担当からのおすすめ情報】
累計280万部のヒットを記録した、”ママ”という毒に侵された息子の人生を描いた『血の轍』。
次に押見修造氏が描いたのは、今まで一度も描いたことのない「弟」と、「ぼく」の話でした。
「作家とは、ここまで描かないといけないのか?」という慄れを抱いた回顧録、ご一読いただけると幸いです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
37
これは私小説を昇華させた、絵で眺める文学作品だと思う。50代になり、娘の思春期を通じてあの泥にはまって動けないような、奇妙な閉塞感を思い出した。圧倒的なまでの自己完結ーそこが、奇妙なまでに、日本的。2026/04/18
地下鉄パミュ
10
自伝的と言う事なので前作からの繋がりも感じます。1人の人間である押見修造と言う世界を全て吐き出す作品になりそうなので、前作同様の期待をしたいと思います。2026/01/11
s_s
7
『惡の華』以来となる、久々の押見修造作品。やはり皮膚の薄い所、もしくは塞がりかけていた傷口を抉り取るような、息苦しい痛みと生々しさがある。今作は「回顧録」という体で描かれ、転換点となる十五歳を抜け出した「兄」の視点から、十五歳に閉じ込められた「弟」を内省的な姿勢で描く。安易に共感を示すことが出来ないような、鬱々とした展開が続くのだが、不思議と読めてしまう。「身代わり」にしたことを許容されたいのか、断罪されたいのか、シリーズとしての着地点は全く予想できないが、続きが気になる。ただ、気分が沈むほどに重い作品。2025/10/06
smatsu
6
これはエグい…よく自分のことをこんな風に抉りさらけ出して描けるなぁと感心しました。感心というよりもうただただスゲェ…と思いました。どこまでが実話なのかわかりませんが…読んでいるほうが辛くなるくらいなので、著者ご本人はどんな気持ちで描いているのかと。ペンを入れないで鉛筆だけで描いているのがまた逆にすべてを隠さずにさらけ出している感を出していてうまいと思います。本当にそうなのかは誰にもわかりませんし、何をもってすべてというのかもわかりませんけれども。母親にかなりの毒親感があるけどいいのかこれ出しちゃって…2026/01/12
青流星☆
6
キツイ、、、ヘビィな精神世界が描かれてて、読んでてしんどいな(;_;)でも、陰キャな私には共感😮続き読みたい☆2025/09/25




