出版社内容情報
けんすう氏熱狂!限界OL人生総決算物語!
「臓器提供意思表示カード」をきっかけに勝ち取った
自由を謳歌し、第二の人生と妙見島暮らしを満喫する紀理。
これまでの「貸し借り」を刻んだリストをもとに、
ひとつひとつ自身の決算を進めていくが……!?
「公営ギャンブル制覇」に挑む
彼女を待つ出会いと咆哮。
「恩師」との再会で訪れる慈愛と疑心。
波乱必至の第二集!
【編集担当からのおすすめ情報】
「限界OLが掃き溜めにさよならする話」として
X(旧twitter)にて2万RT&10万いいね&2150万ビューを獲得した超話題作!
ついに第2集の発売です
仕事や人間関係など
他人のために自己を消耗し続ける日々。
主人公の紀理は
現代社会に生きる誰の頭にもよぎったであろう
「一度すべてリセットして、自分のために生きられたら」
という欲望を叶えるため、正面から現実にぶつかっていきます。
今までやりたくても我慢してきたこと。
今まで受けてきた事に対するお返し。
貸借対照表の形で書かれたバケットリストを達成したとき、
彼女の前に広がる景色とは──
『ざんげ飯』のこだまはつみ先生が描く、
「好きに生きる事にした主人公」の物語。
読めば明るく笑えて、時に胸が熱くなる。
「好きに生きたい」あなたを肯定する作品です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新田新一
22
散々ひどい目にあった伊東紀理が会社を辞めて、自分らしく生きていこうとする物語です。最近の漫画の中で特に気に入っています。絵がきれいだし、魅力のある登場人物たちが次々と登場。一つ一つのコマに情感が籠っていて、読み手の心に直接語りかけてくるところがあります。この巻では前半でギャンブルに挑戦し、後半では自分が尊敬していた先生の本当の姿に気づくことが描かれています。後半はかなり辛い展開なのですが、読んでいて勇気づけられました。過去の痛みを直視する勇気を持てば、道が開けると気づかされました。2024/11/24
空のかなた
17
紀理の人生の貸し借りの大決算は初志貫徹で突き進んでいく。好きに生きちゃいけない、と抑え込まれて生きてきた人生への精一杯の抵抗。競馬の最終レースでいけえーーと声を張り上げるシーンは鮮やか!思い出は美化されている現実も受け入れながら「自分の意志を貫くことは孤独と向き合うことなのか」、それを受けて立つと自分に言い聞かせる紀理は、タイトル通り「戦っている」のだと思う。人生の終結に向かって前向きに。サブキャラも極端な破綻者の岳や、ひたすら良い奴の西野等、巧い配置。主人公の吹っ切れ方が素晴らしい魅力。2024/09/11
瑞鶴
4
1巻を読んだら続けて3巻まで読んだくらい気に入ってる。主人公の葛藤とか、過去の自分と重なる部分があって考えさせられる。仕事も恋愛も上手くいかない日々の中で、この漫画を読むと「俺ももっと頑張ってみようかな」って思える。特に2巻では、過去の出来事との決別を描いていて、自分自身を振り返る良いきっかけになった。読後感は爽快で、明日からの活力になる一冊。 表紙の絵も好き。 2024/11/02
祐樹一依
4
【○+】1巻よりもマイルドな印象。主人公のキャラブレがないからかな。すでに作中で言及されてるけど、社会の下敷きからいったん解放されて、まるで昔の人格を取り戻したかのような言動の主人公が、自由奔放な子供時代の精神をなぞっているのかどうかはさておき、精神的には己のこれまでの人生を一度精算してみようという試みだから、怖いもの知らずというか…恐れちゃあ、いけなくなっちゃってるんだよねえ。2巻のエピローグがまさにそれ。まだ読者にとっては想像の範疇。2024/06/07
わーぷ
4
パワハラ・セクハラが横行する会社とモラハラ彼氏に心身ともボロボロにされたOLが、開き直って自由に生きるお話の2巻。1巻はいきなり会社を辞めて、彼氏をボコるエピソードが強烈だったけど、2巻の小学生時代の恩師に会いに行くお話もインパクトありました。人間誰しも二面性があるし、生徒にとって良い先生が家族にとって良い父親であるとは限らないですよね・・・。 2024/04/23
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