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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Vakira
49
SSSSとはShinichi Sugimura’s Short Stories の略。ビッグコミックスペリオールに掲載された珠玉の7編の短編。 本の帯には「今こそ読切りの時代」とある。そしてあの大友克洋さん絶賛。「すぎむらしんいちは天災だ!今すぐこの本を買って逃げろ!」とある。よって買ってしまう。成程、良いです。身近なプチSFであったり、少年物語であったり、普通に思春期青春ものであったり、家族を持つ漫画家の話であったり。描かれる世界は本当に身近。登場人物のキャラが何処かにいそうでリアルに活き活きと。2024/03/19
ぐうぐう
22
すぎむらしんいちの世界において、終末を阻止することと恋の告白は同等に存在している。とはいえ、いわゆるセカイ系とはまるで違う。そこを否定するのではなく、あくまで笑っちゃうところから始めているので、なんだか信じられるのだ。それはつまり、すぎむらしんいちが物語を信じていることを意味する。おふざけだが一途であり、まだ見ぬ未来(もしくは永遠に来ない想像の世界)を懐かしく思える効用が本書の作品達には確かにある。終末を笑い飛ばし、まだ見ぬ『SSSS2』を強く希望する。2024/01/07
ぐりとぐら
12
ぶっとんでて面白かった。「The End of The End of The World」が一番好きかも。2024/08/07
justdon'taskmewhatitwas
3
俯瞰ではなく俗にどっぷり漬かって描かれたマンガ集。以前すき家で、30位のスーツの女性が店の奥まで入って来て、前が壁になってるカウンターの端っこの席に坐り、顔馴染みと思われるバイトの子に「ここだと人目気にしないで牛丼食べれるぅ」ってキャハキャハしてるのを見たのを思い出した。2024/12/19
Kじゅう
2
最初の話が無料で読めたので、そのまま購入して読んだ。映画好きの著者なだけあり「映画みたいな」シーンが続く。この方は「少女」と「昭和ツッパリ女」の描き方が本当に上手い。よくあるタイムリープものと思わせて、きちんとどんでん返しがあります…おもしろい!2024/06/03