感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
33 kouch
26
感情がわかりにくかった主人公の九条。この巻では生い立ちや背景が垣間見れる。意外にも人間味が沢山あって驚く。結局、登場人物みな何かを抱えている。烏丸の転身も格好いい。カンモクって難しいんだ。。取調べ受けたことないからわからないが、こんな屈強なメンタルの九条を揺さぶるなんて恐ろしいパワーだ。淡々とその対策を取る九条もやはり凄い。自分も嫌なときは相手の首のあたりを見ようかな…2024/08/04
魚京童!
16
噛み癖でペンを破損して看守に頭ごなしに怒られましたよ。大人になって呼び捨てで怒鳴られることないから新鮮でした。 何か吹っ切れた表情してますね。20日なんて余裕ですね 一人でも大丈夫よってめくれてる 私のストーリー 誰かのせいにしたいよ つらいなあ。いや。嫌。 右利きの おりこうさんには 雨上がりを あげよう 手作りのフォーチューンクッキー 食べながら 出かけよう 2025/04/07
パンダプー
13
九条思ったより普通の人なのだね。2023/12/29
lily
11
「国や国家権力が間違えたときに戦えるのは弁護士だけだ。」伏見組の御用聞きと嘲笑されながらも、九条には九条の哲学がある。刑法39条の心神喪失や大衆心理と法律の関係など弁護士としてはやはり優秀。兄の威光に耐える学生時代の描写がきつい…兄弟で比較しても良いことなんて無いのになあ…。2024/02/16
歩月るな
9
今回の帯話は断捨離の話。ときめかないもんは捨てましょうっていう。主役の九条先生がぶち込まれちゃうけれど、烏丸先生が弁護人になり、徐々に九条先生の過去も零れ出るという構成はなかなか美しいと思う。とりあえずフィクションはフィクションだけど、付き合ってる人たちが強すぎるから何とも言えない所だけど、これまでの話にもある通り、九条先生はきっと先の秋葉原の刃物女も、無罪にするために戦う人なんだろうって事は感じたので、そういう側で戦う人の話で、それを面白いつまらないで楽しむエンタメっていう内容を、改めて重く受け止める。2024/01/05