出版社内容情報
天草四郎救出行方と颯汰の運命は…完結集!
家光による襲撃を間一髪でかわし、御領から出て船に乗った颯汰達は、
仲間同士で話し合いの末、一致団結して旧知の仲である天草四郎救出のため、島原へ向かうことに。
現地に入った颯汰達は、キリシタン達が兵糧攻めをされているという現状に心を痛め、原城に入るための策を練り、元くノ一のおようが、幕府軍の部隊長を籠絡するという大胆な作戦に出て成功。
およう、めめ、颯汰、賢作の四人で原城に潜入した。
そして、城内で颯汰は四郎と再会を果たすのだが…!?
四郎は無事外へと出られるのか、そして颯汰達はどのような生き方を選択するのか。長きに渡る颯汰達の戦いが、どのような結末を迎えるのか…
ついに感動の最終集!!
【編集担当からのおすすめ情報】
ビッグコミック誌上で大人気を博した歴史スペクタクルロマン、『颯汰の国』がついにフィナーレを迎えます。
徳川幕府によって自分達の領地(くに)を改易で奪われ、その理不尽さに戦うことで抗い続けた颯汰の最後の戦いの場は島原。友である天草四郎を救出して歴史を変えることができるのか。そして、颯汰達が戦いの末に見つけた、自分達らしい生き方とは…!?最終集に是非ご注目ください!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
18
島原の乱編の終わりが『颯汰の国』の完結となってしまったのは、さすがに強引な印象を受ける。何より、異国に渡るという颯汰の決断が寂し過ぎる。そこで真の自由を得た、と小山ゆうは描くが、果たしてそれが国と呼べるものなのかは、些か疑問だ。徳川幕府とは歴史そのものであり、本作が徳川に抗う物語であるならば、史実を揺るがす結末となってほしかった、と思うのだ。2023/08/07
KDS
5
予想通りの最終巻。家光の追従を逃れ領地を捨て、原城に籠城する天草四郎救出のため全員で島原に向かう颯汰たち。果たして四郎を救うことはできるのか?天草四郎という人物は処刑されたということになっているらしいが、実在したのかどうかがあやふやで謎も多いというのを聞いた事がある。それを踏まえるとこの結末はなるほどとは思えた。それにしても小山ゆう作品はラストが弱い。いい最終回と思えたのは「がんばれ元気」と「お〜い!竜馬」くらい。そこに辿り着くまではどの作品もめちゃくちゃ面白いんだけどな。次回作を楽しみに待ちたいと思う。2023/08/01
毎日が日曜日
4
★★★ 完結。2023/07/30
蝉、ミーン ミーン 眠ス
2
話がどんどん尻窄みになっていったし描いている方も途中で飽きてきてたのかな。2023/07/30