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出版社内容情報
*お支払いは各配本毎となります。
SF短編、全作品収録の決定版が登場!
2023年、TVドラマ化を機に、藤子・F・不二雄のSF短編シリーズ全110作品+αを単行本全10巻に再編集し、装いも新たに刊行!
「異色SF」シリーズ6冊(第1~6巻)と「少年SF」シリーズ4冊(第7~10巻)に分け、それぞれ概ね発表順に収録します。
【編集担当からのおすすめ情報】
「このシリーズを読めば、SF短編全作品が読める!」というコンセプトで、装いも新たに編集しました。一般的なの青年系コミックスと同じB6判、ボリュームは各巻約300P前後と、読みやすくも読みごたえがある構成を心掛けています。
今回、全作品を「異色SFシリーズ」と「少年SFシリーズ」とに分け、概ね発表順に収録。また、第7巻以外の巻末には藤子・F・不二雄先生のエッセイを巻末に収録することで、先生の発想の変遷や、執筆のきっかけやねらいにも迫れるような構成を目指しています。
テレビドラマを機に原作に興味を持った方、また以前から「SF短編」に興味があり、いずれ全作品を読みたいと思っていた方に、ぜひ手に取っていただきたいシリーズです。
装幀:佐々木暁
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
keroppi
65
ごく日常の悩みやちょっとした迷いがSFの力で増幅され、とんでもない結末を導いてくる。人間って悲しいなと思いつつも、悩める人間たちが愛おしくも感じてしまう。「パーマン」の大人版とも言える「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」は、無敵の力を得た小池さんが、その力ゆえに破滅的な世界をもたらすという何とも皮肉が効いた話だ。2024/08/22
かんがく
10
時間的にも空間的にも大きなスケールの話が多いが、その中身は男女の関係などの小さな話に落ち着く。ラブストーリーを実験レポートのように書いたり、スーパーマンが病に勝てなかったりするのも同じ視点なのだろうな。2023/08/13
猪子
7
今回の話でかなり異色だな、と思ったのが『宇宙人レポートサンプルAとB』。 F先生がネームを担当して、漫画部分は小森麻実先生が担当しています。笑っちゃいけないのだけど、ところどころシュールなところがあって面白かった。2人の会話のところは何が何だかわからない。2023/07/22
スローリーダー
4
「サンプルAとB」宇宙人から見た人間観察。化学的、即物的に描写した点にオリジナリティが溢れている。藤子はネームのみで画を別の人が担当するというのも独特。「どことなくなんとなく」核による地球滅亡後、生き残った1個の細胞の記憶が世界を構成する不思議。「分岐点」人生の分岐点で仮に別の道を選べたとしても似たような人生を送ることになる。自分自身が変わらなければ運命は変わらない。収録した15編全てアイディアが面白い。「一千年後の再会」と「カンビュセスの籤」は手塚治虫的な宇宙ロマンに近い。2024/04/28
kadocks
3
傑作が並ぶ。特に「カンビュセスの籤」は名作の誉れ高いし、タイトルにもなっているが、オチのミート・キューブの作り方はね、はやはり色々な意味を含んで怖い。終末戦争後のようなありふれたテーマにタイムスリップを絡めて、言語の問題から結局宇宙意思まで繋がっていく。ストーリーテリングの上手さだ。ロミオとジュリエットをテーマにした「宇宙人レポートサンプルAとB」は宇宙人に観察される人間をロミオとジュリエットに落とし込む。何と画は先生ではない。小森麻美氏が描く少女漫画的なちょっと里中満智子のような絵が明日新鮮で良かった。2024/08/27
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