出版社内容情報
カリスマ作家の最新作は「年の差の恋」!
都会を捨て、生まれ育った島へと単身戻ってきた
主人公・日子(にちこ)は34歳。
空と海が輝く、とても小さな島。からっぽの犬小屋が残る実家で
細々とひとり暮らしを始めた彼女は美しく、そして凜とした佇まい。
けれどもどこか陰のある彼女に、
島のコンビニで働く青年・千真希(チマキ)は
ひと目で射抜かれてしまった---
美しい島を舞台に、まっすぐな、まっすぐな恋が始まる…!!
【編集担当からのおすすめ情報】
『メテオ・メトセラ』『神様がうそをつく。』『金のひつじ』などなど、
キャラクターやドラマ性が高く評価されており、熱狂的なファンを持つ
尾崎かおり氏の最新作は
タイトルからは想像できない「真っ向勝負の恋物語」。
不器用で、じれったくて、、スレてもいるし、けれども時にピュア。
もどかしくて愛おしい男と女。
美麗な絵柄に加え、心を大きく揺さぶってくる人物描写は
さらなる進化を遂げております。
何も考えず…と書くと無責任に見えるかもしれませんが、
ただただ、この世界に浸っていただきたい。
そんなふうに感じる、大人の恋物語です。ぜひご一読を!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
陸抗
23
死にかけの父親を看取るために島に戻ってきた30代の日子と、当たり前の事が出来ない20代の千真希。互いに抱えるものが複雑過ぎて、だから惹かれるのかしら。周りのやきもきする気持ちもとてもよく分かる。日子は今後、自分の問題と向き合うのか流されるのか。2023/04/21
JACK
12
☆ 都会を離れ、故郷である島へ帰ってきた日子(にちこ)。その島で暮らす青年、千真希(ちまき)。2人の出会いは、悲しい物語の始まりなのか。千真希の抱えている秘密の重さと、日子の置かれている立場、どちらも重くて考えさせられます。読んでいて心をえぐられる切ない物語。尾崎かおりさんの作品はどれも深いですね。2023/01/02
ぽへぽへ
3
Kindle。アル中の父親のいる島に戻ってきた女性と、子供の無知と無邪気さで人を死なせてしまった青年の物語。尾崎さんのお話はいつもヒリヒリと痛い2023/01/09
うさぎや
2
なんともヒリヒリする恋の始まり。日子さんどうして……2022/12/16
クマリカ
1
おすすめします 美しいが幸うすい30半ばの主人公女と相当年下の原罪を無垢な抱えた男のラブストーリー 直球というか豪速球勝負の男 やり場のない怒りや葛藤をサンドバッグにぶつける女 島という狭い場所で見た事のない濃いいラブストーリーが始まる 女が不幸な過去が張り付いた島の年下男を選ぶ(不幸な過去を超克する)か 都会で島での不幸な過去(つまり自己の来歴)を棄てるか(自己を偽る?) 普通なら過去より未来つまり都会なんだけど 難しいね2023/12/14