出版社内容情報
小児医療の現場を鮮やかに描く話題作!
いつも元気で皆に頼られている看護師長・園子さん。
彼女はある悩みを抱えていた。
息子が「夢をかなえるために、大学を辞めて
フランスでシェフの修業をしたい」と宣言したのだ。
説得を試みるも空振りに終わり、母子にはギクシャクした空気が…
そんなある日、園子さんは真心らを連れて
息子がアルバイトをしているフレンチへ--
一方、鉄道が好きな少年の手術を担当することになった
外科医の八柳は、原因不明の頭痛に悩まされていた。
自身も鉄道が好きな八柳は、少年への思い入れも強いのだが
そこにはある「落とし穴」が…!?
各人のドラマを丹念に紡ぎつつも
物語は大きくうねり始める…必読の最新刊!!
【編集担当からのおすすめ情報】
真心をはじめとし、一枚岩であろうと懸命に働く医療スタッフ達。
それぞれに「公」と「私」があり、そこには思わず応援したくなる
各人のドラマがあります。
ほっこりする回あり、緊張感の走る回、涙不可避の回ありと
さまざまなシーンが出現するこの7集は
これまでの流れを踏まえた上で、さらに物語が大きく動き始める
見事な構成となっております。
既刊も続々重版の話題作、ドライブ感満点です!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かなっち
5
小児医療の現場で起こる、ヒューマンドラマの第7巻です。前巻に引き続いてのフランスでシェフの修業をしたい息子と看護師母とのエピソードに始まり、鉄道が好きな少年の医療不信を抱えたままでの手術…とそれぞれ面白かったのですが、今までのお話に比べると物足りなさも感じました。そんな中で一番インパクトがあったのが手術中のDr交代で、同じ医療者としてそんな状態で患者の命を預かる手術をしたことに憤りを感じたのです。結果、掛け持ちでの手術だなんて、患者や家族からしたら堪ったものじゃないと思うんですけど…。2023/01/21
ぽんだま
5
真心ちゃんとひでくんの凍結も少しはゆるむんだろうかと期待。お父さんが心配でもある。究極の状態でも手術にむかえるひでくんは素晴らしい。次巻が楽しみ。2022/12/01
クマリカ
2
葛藤とわだかまりと拒絶と不信と険悪な雰囲気が充満していて なんともしんどいお話しも早7巻 少しずつ氷解してくる兆しが見えて来た感 ヒトとヒトのコミュニケーションはなんとももどかしいもので 殆ど表層の通行しかできないと思う 恋愛とか親友とか除けば ヒトとなりとか本音とかそういうの掘り下げる必要は無いようにしたい でも家族はなかなかそういう風にいかないね 難しい このお話し医学の病の話じゃなくて 家族病理のお話しなのかもね 2025/02/01
Michiko Kikuchi
2
緑内障かぁ。。。ヒデくん、天才なんだけどなぁ。2023/05/10
しま
2
うわー、ちょうど「プラタナスの実」って何なんだろと思っていたところでタイトル回収来てテンション上がった。と思ってからの緊急事態。ハラハラする。2023/05/04