出版社内容情報
ひとりぼっちのディストピア紀行、開幕!
終わってしまった世界で、
ひとりぼっちの旅を続けるロボット。
アルスの目的は生き残った
人間の未練を断ち切り、
“殺す”こと。
ディストピアで触れる人の営み。
それはきっと、美しい。
儚くも優しい終末紀行、開幕──
【編集担当からのおすすめ情報】
『映像研には手を出すな!』大童氏推薦。
ひとりぼっちのロボットが歩む、ディストピアストーリー、第1集!
著者・日々曜氏の濃密かつ繊細なタッチで表現される世界観と、
愛嬌のあるキャラクターが本誌読者から熱烈支持!
殺伐とした現代から抜け出して、心温かな終末世界をアルスと一緒に歩いてみませんか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
くろねこ文学
4
ホンワカしてるようで、実はすごく深い漫画(˚ ˃̣̣̥⌓˂̣̣̥ ) 主人公アルスはロボット。この世に未練があって死ねなくなった人々が死ぬのを手伝うロボットなのです。この作品は人生の充実とは何かという問題を扱ってる気がする。みんな安らかな最期を迎えるんですよ。成功しても、失敗しても……。たぶん自分の人生に納得することができたからかなと思います。一生懸命生きて、ああそうだったのかぁ…てね。それはそれで幸せなのかなあ😢 考えさせられるマンガですね。2022/10/31
s_s
4
柔らかいタッチと特徴的な質感で、優しい人殺しロボット"アルス"の人類救済の旅路を描いた、ディストピアストーリー。どこから読んでも楽しめるのは、オムニバス形式の利点であり、潔く終わるのも好みである。ネットで第1話を試し読みした時には、『少女終末旅行』のような終末世界特有のワクワクを思い出したが、1巻を読み終わった今、やはりどの物語も味わい深くて良かったと思う。特に第3話の「何もわからなくなった」ある人物が救われる話はお気に入り。ギロチン少女が登場するらしい次集も楽しみなので、期待して待ちたい。2022/10/28
TSUBASA@漫画登録用
2
ポストアポカリプスの世界で未練を残して死ねない人々の未練を解消することで人々を「殺して」回るロボットのアルス。物悲しさの水面にわずかな救いが煌めくようなお話。好きな雰囲気はあるんだけどどうにもワンパターンな感じがぬぐえなかった。2023/04/24
Tkc Knk
2
【星なし】【次も買う】【2023年】 「これはねえだろ」が正直な感想。私の性に合わないのだろうが、嫌な違和感が読んでる間ずっと拭えなかった。【次も買う】なのは、僅かな「ひょっとして」を期待して。2023/03/27
たけのこ
2
死ななくなった一部の人類を滅ぼすために生まれたロボットが主人公。滅ぼすといっても、死ななくなった人たちは世の中に未練や執着がなくなったときに死ぬことができる。まるでしみついた魂を昇華させるかのように世界を回るお話。いい感じのヒューマンSFドラマです。2022/11/09
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- 和書
- 心をあやつる男たち