出版社内容情報
建男に大切にしたい女性が…だが追っ手が!
神戸で自分を含めて全員を逮捕させるよう、大佛刑事と組んで動いていた建男だったが、結果、死亡者が出て、警察にも重傷者が出る予想外の大惨事となってしまった。状況的に自分の不利を感じた建男はその場から逃亡してしまう。
再び横須賀の末兼の元に身を隠した建男は、サウナで出会ったマッサージ師、カヨの、温かい人柄に触れて癒やされていく。
そして交流を深めるうちに、建男はカヨのプライベートの苦労を知り、助けたいと強く思うようになるのだが…!?
一方、建男に怒りを募らせている大佛刑事は、独自に動きだしていた…!!
潜伏先で出会った人との心の交流と、追われている焦燥感が大きなうねりとなって心に迫る、緊迫の最新刊!!
【編集担当からのおすすめ情報】
ED薬密造という一つの犯罪が、取り返しのつかない事件へと膨らんでいく中で、建男が初めて安らぎを感じる瞬間が。だがそれもまた一筋縄ではいかない展開に…そして、怒りに震える刑事・大佛が猛然と追ってくる!!
建男にとって大切な存在が生まれる一方、状況がそれを許さないという、気持ちを揺さぶられる6集になっています。大人気サスペンス、是非ご覧ください!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
20
カヨの登場により、予測不可能なストーリーは、さらに拍車が掛かっていく。それでいて、変わらぬものもある。カヨを義父の介護から解放するために、建男が取る方法は、やはり薬なのだ。「ボクは薬屋だからね。これしかない」自らの薬に救われ、薬に苦しめられる。薬に追われているはずが、ひょっとしたら建男が薬を追っているのかもしれない。だとすれば、そこが彼の哀しさだ。2022/08/04
TaHi
4
辛い状況の中慎ましく振る舞うカヨさんはとても素敵だと思いました。 「運命が決まってたとしても、夢見るのはタダで、自由なんですよ」 そんな彼女を思う建男の気持ちにも共感。特に、迎えを待つカヨさんを振り切っていくシーンで、車内から見えるカヨさんの表情に切ない思いが込み上げてきました。2022/08/09
ネタバレ:トキメキのあまり展開してしまう存在しない記憶たち
4
こいつもう死神だろ2022/07/31
毎日が日曜日
4
★★★2022/07/31
うぃ
2
2.0 もうちょっと展開を早く。2022/11/21