出版社内容情報
漫画家は幸せになってはいけないのか…?
伯に訪れた初めての恋。
「幸せな人間は漫画が描けなくなる」という先輩の言葉に
複雑な思いを抱える伯だが、
そんな彼を待っていたのはとうに家族の縁を断ったはずの
実の母親からの電話…!
漫画家のプライベートに担当編集がどこまで関わるべきか、
心にとっても試練の時であり…!?
【編集担当からのおすすめ情報】
18巻には、現在の漫画執筆において重要な作画道具となった
「デジタル原稿制作アプリ」の開発チームエピソードも。
漫画の裏方にはこんな方々もいるんだ!と胸が熱くなること必至です!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
hiro
62
この17集も、あの最低・最悪な編集長がいないので安心して読める(そうそろ引きずるのはヤメ(笑))。もう一つ心配な中田伯はこれも最低・最悪な父親という大きな重しも取れたので、アユとの関係は進むのかと期待していたが、一難去ってまた一難、またこれも相当厄介な母親が残っていた。このまんがの主人公は、心から伯に変わったのじゃないかと思うほど伯の話が続くが、こんなに重いものをもって生きている伯は、ただただすごいと感じる。作業配信とデジタル作画ツールの話は、気分転換と参考になりました。2022/05/15
ぐうぐう
34
作画配信にデジタル入稿による印刷サイズへの違和感とか、アナログな俺には新鮮な視点の数々が面白すぎる。「裏方たちがつないでいく、未来の漫画へのバトンーー」と帯の惹句にあるように、編集者だけではない、多くの裏方の存在が漫画家達を支えている姿に胸が熱くなる。それは誰しもが、子供の頃に受けた漫画の恩恵に対する、恩返しのような気がしてくる。2022/04/29
oldman獺祭魚翁
28
今回は漫画家の配信やら、デジタル入稿やらがテーマ。しかし中田伯も少し社会性が出て来たなぁ。2022/04/15
陸抗
25
漫画家さんが利用するデジタル作画の裏で、ソフトを管理しサポートしてくれる方達がいるから読者は読める。田中画伯の母親も、言ってることが滅茶苦茶だ…。それは子供に言うセリフじゃない。アユちゃんの存在が、今は特にありがたいな。2022/06/20
anne@灯れ松明の火
25
休憩室で。漫画家の配信、デジタル作画など、今どきの話題が並ぶ。そんな中、中田くんの初恋、家族の問題も大きな比重を占める。初めの頃とは比べようもなく成長した中田くんだけど、まだまだ重いものを抱えて、苦しんでいる。そろそろ幸せにしてあげてほしい。東江さんのカッコいいこと! 心ちゃんの観察眼と作家さんへの陰の努力にも感心。またドラマもやってくれればいいのになあ。2022/05/26