出版社内容情報
“継ぎ味”最新刊!カバーは「五色海老」!
文春オンラインでも話題を呼び、いまだ人気の衰えないロングセラー料理漫画「味いち」。創刊以来、連載中の「ビッグコミックスペリオール」でもいつも高い支持を得ています。伊橋が『藤村』に戻ってきてからを描く原点回帰の最新刊は1話、1話、読みごたえタップリ。「味いち」でしか味わえない漫画の面白さをぜひ堪能してください!!
第8集収録は、こんなお話たち……
■修業せずに旨い料理は作れる!? 伊橋たち、大困惑の…「修業しない男」
■苦手な人参を子供が食べられる方法を伊橋が見つける!「アップデート」
■高額なオンラインサロンに高村がハマって、どうする?「卵かけごはん」
■谷沢が高校で教えることになったが、和食は不人気で…「和食授業」
■おせちの数を間違えてた!? 年の暮れ『藤村』大ピンチ!「大みそか」
■客の息子が料理人の適性があるかテストしてくれと頼まれて「体験修業」
■香里から父親の退職祝いの一席をお願いされた伊橋は…!?「退職祝い」
……などなど、どこから読んでも面白い! 料理と人情を目一杯詰め込んだ、あなたの心うるおす料理漫画の真骨頂、ここにあり。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふえ
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味わいの深い話が多い。 あべ先生亡き後、伊橋や谷沢などの登場人物だけでなく、作り手の方たちもちょっとずつ成長してくれているような気がする。2022/04/03
きぬりん
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前巻の路線をしっかりと継承しつつ、各エピソードのオチの付け方にも大幅な改善が見られる。コミカルな表現もさることながら、抑制の効いた表現により、いかにも「味いち」らしい余韻を残しているのがとりわけ印象的。前巻同様、成金の二階堂を出しゃばらせることなくうまく動かしているし、香里もシングルマザーの側面に照明を当てることで、伊橋との関係をぎくしゃくさせることなく、引っ張り出し続けている(すっかり所帯じみてしまったのは残念だが)。これまでずいぶん紆余曲折したが、本巻により本格的な味いちの復活と見てよいのではないか。2022/04/03