出版社内容情報
2019年春ヤクザと妖怪東京を彷徨う。
その人生でいいの? そのまま死んでしまっていいの?
敵対するヤクザの組長を単独で殺害し服役。25年の刑期を終え出所したヤクザ鬼束与(おにづかたすく)は故郷に向かう際に山で遭難し、妖艶な雪女に助けられる幻覚を見る。だが、その夜の出来事は幻覚ではなく現実。雪女は実在し「化生」と呼ばれる妖怪だった。雪女の名はユキ、東京で再びユキと遭遇した鬼束は彼女の協力を得て失踪した舎弟・月波次郎(つきなみじろう)の行方を捜すことに。臆病な月波が疾走なんて大胆なことをするはずがない、なにか理由があるはず。理由をしりたい鬼束はやっとユキの手引きで舎弟と再会、衝撃の事実が月島の口から語られる……!?
2019年春、ヤクザと妖怪、東京を彷徨う。
【編集担当からのおすすめ情報】
『AV列伝』『弁護時のくず』『刑事ゆがみ』AV監督、女優、弁護士、刑事といわゆる業界ものでありながら、その職業の本質に潜む「正義の曖昧さを」エンターテイメントとして表現してきた井浦さんが、長きにわたり構想を考えて、いつか漫画にしようとしていた意欲作です。
混沌とした世の中で「何のために生き、誰を信じれば良いのか?」
おのおのの生き方のヒントになってくれればと思います。
#ヤクザ #元ヤクザ #ヤクザと家族 #妖怪 #口裂け女
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
地下鉄パミュ
6
化生(妖怪)の能力があまり生かされてはいないが、元893に好意を抱きサポートする心は良い。今後の展開で能力を活かせる場面も有ると思われるので、良き相棒で居て欲しい。実際は貧困ビジネスで弱者を食い物にしている化生のボス?であるマダムに使われている身な訳で、このまま平坦には行かないだろう。裏切りの心配は無さそうだと思うけど、予断は許さない。繰り返すけど本当良き相棒で有って欲しい。元893鬼束与、組も潰れて独り身よ。傷だらけの人生の明日はどっちだ・・・2022/05/10
てつ
4
おおーなんか面白くなってきた。徐々に概要が判明。次の展開が気になる2023/08/12