出版社内容情報
対象者と彼らに寄り添う保護司の人間物語。
「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。
現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題だ。
保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司である。
保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、
ボランティア。立場の弱い人間が抱える問題に、
主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。
佳代が今回担当するのは、小松城倫子。自身が属する思想団体を
咎められ、母親を金属で殴った。その団体を率いるA青坂はセックスを
賛美。A青坂の説く『正しい悪』は不思議と説得力がある。佳代になついている
高校生かすみも青坂に興味津々。小松城に呼び出され、青坂の部屋に
乗り込んだ佳代を何が待つ…!?
【編集担当からのおすすめ情報】
TVドラマ化に続いて、1月28日より映画公開。
今一番胸に刺さる漫画です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パンダプー
11
あれ、ここの海って江ノ島だったんだ。9巻にまでなって気がついた。勝手に日本海側の海だと思い込んで読んでいた。2022/01/28
ネロ
5
青坂の話は一応の収束を迎えたけど、やっぱりモヤモヤしますね。田門ちゃんは結局大丈夫だったのかな?青坂が女二人に黙れ!って言われまくってるのは爽快だったけど、まさかの結婚か…全然上手くいく気がしないけど、そこはまぁ変わるものがあると信じてとりあえずやってみろってことですかね。物乞い?のお坊さんとの問答も、みどりちゃんと佳代ちゃんの会話も、とにかく人との対話が丁寧に描かれていて、大きく話が動かなくても心は動かされます。完璧じゃない。悪に傾くこともある。迷って、闘って、失敗を繰り返して生きていく。それが人間だ。2022/02/25
てんこう
3
保護司にまつわる話です 困ったとき誰かがいるその大切さを感じました2022/01/01
直人
2
この物語は勧善懲悪ものではなく,ありがちな「ギャフン」がない。 実生活において我々が決して「ギャフン」と言わないのと同じ。 青坂のエピソードは意外にあっけなく終わり,佳代が前科者以外の人間と関わるエピがいくつか。 あの男,芸人に似てないか?は松村w?2022/05/14
猫のママ
0
かよちゃんが保護司として働いている話が読みたい。これはちょっとつまらない。2022/05/28
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