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出版社内容情報
リアルロボットの最高峰が再起動!!
クリンたち「太陽の牙」のメンバーを主役に、太田垣康男がオリジナルストーリーで綴る新たな『太陽の牙ダグダム』の物語。迫力のロボットアクションと濃厚な人間ドラマを全ページフルカラーで魅せる豪華版コミックス。
S.C.152年。
植民惑星デロイアは動乱の時を迎えていた。
地球の名家に生まれた少年クリン・カシムは、政府高官である父ドナンの陰謀を知り、反政府ゲリラに身を投じることを決意。
新型コンバットアーマー“ダグラム”のパイロットとして、「太陽の牙」のメンバーとなったクリンは、その活躍により反政府勢力の劣勢を覆し、大規模な反転攻勢すら可能とするまでに至るのだった。
ダグラムとの戦闘で傷を負った地球連邦軍のトラビス大尉とその腹心アウラは、太陽の牙への復讐に燃え、大規模な追討作戦を開始。
整備中で戦闘のままならぬダグラムに、敵コンバットアーマー部隊が襲い掛かる――!
Not even justice
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
23
「僕らの理想を呪うのなら死神の大軍だって打ち倒してやる!僕はクリン!太陽の牙ダグラムのパイロットだ!」。これはまだ狼や獅子が生きていた時代、心に牙を持つ者達が生きていた時代の物語。Xネブラと呼ばれる二重太陽が照らす過酷な植民地惑星デロイア。そこでは地球の連邦評議会の傀儡政権による一方的な搾取と、これに挑むゲリラ達の戦いが激化しつつあった。評議会議長を父に持つ青年クリンのゲリラとしての視点から独立戦争を描いたTVアニメ作品40周年記念、「サンダーボルト」作者によるフルカラーコミカライズ(以下コメ欄に余談)。2022/01/05
兵士O
20
僕は小学校低学年の時、ダグラムの放送を観ていました。今でも思い出すのが、EDで花びらを摘むヒロインの頬がこけていたことと、4本足の砲台(クラブガンナーというらしい)がめちゃくちゃ弱かったこと。それをあの太田垣先生が漫画化したということで読んでみました。そしたら、内容は最高でした! メカの細かさだけでなく見せ方、二重太陽が降り注ぐデロイアの灼熱の暑さだけでなく砂っぽさの表現、圧倒的画力で再構成している所、などなど、懐かしさ以上に新しさが伝わってきました。あと、主人公クリンの凛々しさに惚れちまいそうでしたね。2022/08/10
のれん
20
サンボル風ダグラム。ってか漫画は同じ方なので雰囲気は酷似している。 むしろガンダムよりも作風は合ってるんじゃないだろうか。80年代の政治劇と男臭さがかなり全面に出ていて、子供向けという制約も外れた今、冒頭に相応しい貫禄がある。キャラデザが少々古いのはしゃあないが、ロボデザのいぶし銀らしさは琴線に触れる人も多いと思う。 虐げられる宇宙開拓民が落ちぶれる地球人から自立する、独立戦争もの。これ以上の虐殺と差別を見たくない主人公といい、古くさいと詰られがちだが、今だからこそ新鮮な気持ちで見れる作品だと思う。2021/12/31
JACK
13
◎ 1981年のロボットアニメ「太陽の牙ダグラム」のコミカライズ。植民惑星デロイアのゲリラ組織「太陽の牙」が地球連邦軍と戦う物語。独立運動のシンボルとなったロボット「ダグラム」はデザインがリファインされており、物語は主人公の青年クリンの父親との確執や彼に恨みを持つ敵役など、大人向けにアレンジされている。派手さは無いが渋い魅力がある。2022/01/04
北白川にゃんこ
11
太田垣節がクリンの青臭さとマッチしていい感じ。ダグラムの泥臭さもナイス。太田垣先生最近描き過ぎで大変そうだが描き切ってほしいね。2022/01/03