出版社内容情報
前科者に寄り添う保護司物語。
「罪を犯してしまった」者や「道を踏み外した」者たち。
現代日本において再犯防止を考えるのは、必須の課題だ。
保護観察対象者の社会更生の支援をするのが、保護司である。
保護司は法務省が委嘱する非常勤で無報酬の国家公務員であり、
ボランティア。立場の弱い人間が抱える問題に、
主人公である保護司・阿川佳代は真摯に対峙する。
佳代が今回担当するのは、小松城倫子。自身が属する思想団体を
咎められ、母親を金属で殴った。その団体を率いるA青坂はセックスを
賛美。佳代は青坂にどう対峙するのか?
【編集担当からのおすすめ情報】
TV化直前、映画化直前の話題作です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
パンダプー
19
映像化されるんですね。 コミックの自分のイメージを保つために詳細は見てないですが。この巻は映像化には入らなそう。みどりさん、せつない!2021/10/29
kenitirokikuti
5
本シリーズ、しばらくレビューしてなかったことに気づいた▲第8巻は、「性」をめぐる、ちょっと意外な展開である。意外なと書いたけれども、これまでのエピソードを振り返ると、もつれた男女交際が核となるやつが多かったな。まぁ、平成半ばの小学館青年誌等(ヤンサンやsho-comi系統)って援助交際話とかあったね。いまもスペリオールでは『血の轍』▲同じく湘南江ノ島が舞台のテレビアニメ『『Cosmic Baton Girl コメットさん☆』(2001〜02)から、もう20年か。星の世界がないコメットさん⭐︎みたく感じられ2021/12/13
てつ
4
変な話2023/05/27
ネロ
4
今回もなかなか癖のある登場人物が…!門田さんの真意やいかに。かよちゃんも危険にさらすのはやめてほしい…!みどりさんは相変わらず素敵。かよちゃんと安吾くんの関係はほんとに純粋で癒やしですね。ドラマになるということですが、これはドラマ化すべき作品ですね。有村架純さん合いそう!みどりさんは誰がやるのかなぁ?WOWOW見れないので残念ですが、いつかみたいです。2021/11/03
直人
3
恐ろしいのは盲信者や狂信者。 宗教的なものが絡んでいて,自分の信念が正しいと思いこんでいると余計にタチが悪い。 今回はそういう話。 かすみや高松というキャラにスポットがあたる。 物語上では脇役だが,彼ら自身の人生においては,彼らも主役だというのを認識する。2022/05/12