出版社内容情報
仁一郎、知子、それぞれの使命と過去…
「俺達はただ、生き残って、大きな声で言いたいんだ。
俺達は死ななかったし、死ぬ必要なんか無かったんだと」
未知の生命体・亞害体を率いる凶敵・シャムシール。
討伐に向けて、人類連合は仁一郎が属す第31小隊を
敵の餌として使おうとする。
その情報を得た仁一郎たちは、組織が描いた絵図をぶち壊し
自分たちの戦闘をしようと…!!!?
【編集担当からのおすすめ情報】
今巻で、仁一郎と知子がなぜ生死を懸けて闘うのか?を
語り合うシーンがあります。
このエピソードのネームを拝読したときに、
こんなにも生きることに対して真摯な彼らに報われてほしいと、
その優しさがどうか届いてほしいと、心から願いました。
読者の皆様にもぜひお読みいただきたいです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
29
「奥さんと子供、大きな犬、新しい家、それに、家族の写真を感謝のしるしとして見せる事が出来る真っ当さ。思ってしまった・ああ・・・なんて、向こう岸の人なんだ・・・って・・・」。積読消化。堂島による捨て石扱いが確定している部隊合同での強敵「シャムシール」掃討作戦、その裏で平達31小隊は部隊単独での撃破と言う難題に挑む。一冊丸々シャムシールとの激闘に臨む長編エピソード「抗うってことを」を収録。社会から弾かれ、上からも不要と切り捨てられようとしている者達の決死の悪足掻き、悪戦苦闘に胸踊る快作(以下コメ欄に余談)。2020/08/04
hannahhannah
8
シャムシール掃討作戦。「誰にでもできるようなこと。その繰り返しだけがいつも、人を遠くまで連れていく…」2020/04/01
さとみん
7
同じ職場にいても立場によって見える景色は違う。またどこに軸足を置くかは一人一人異なる。結局のところ「何が最優先なのか」だよな。非常事態は水面下にあるものを浮き彫りにする。それにしても亞害体とはいったい何なのか?現時点で公にされている情報は疑った方がよさそうだ。2020/04/04
毎日が日曜日
6
★★★2021/06/30
十二月の雀
5
これは、自分には合わないかもしれない。ハードな世界観に緻密に詰めた戦闘シーン、それと情感多湿な空気が合っていないと思う。彼らが軍人的な訓練をしてない一般人の集団というのは理解しつつも、やはり練度の低さや指揮系統の乱れ、スムーズに戦闘が推移しないもどかしさを覚える。彼らが十代の少年少女ならそれもわかるけど、曲がりなりにも命をかけた大人の部隊かなあ?という違和感。もう少しドライに事を進める格好良さが見たいの。それは「仕事を淡々とこなす大人」の姿で、この漫画のテーマとは真逆の方向性かもしれない。2020/05/22
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