感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
26
不眠症に悩む丸太と伊咲は、廃部となり今は物置と化している天文台が眠りに最適なことに気付き、そこから不思議な共犯関係が始まる。眠れないことで二人は見知らぬ世界を発見し、眠れる場所を得たことで二人は見知らぬ自分を発見する。その発見は、廃部となって周囲が忘れた存在の天文台（だからこそ眠りに最適なはずの）を活かすという矛盾する行為へと二人を向かわせる。つまりは、天文部の復活だ。二人が動くことで、今まで出会えなかった人物達と繋がっていく展開が、とても心地いい。もちろん、初々しい二人の恋模様も。2019/12/26
TaHi
17
天文部としての活動が始まった！1つ1つ天文のことや撮影技術を積み重ねていくことと二人の仲が進んでいくことがシンクロしてて心地良い展開でとても良かった。クセのある趣味のセンスがカッコいい先輩や姉御肌の顧問の先生など周りの人物もとても好感が持てる。キャンプに行って星空🌌を観察したいな。この漫画がを読んで天文に惹かれる人が増えるといいな。2022/01/08
AKF-ZERO
17
伊咲と二人で廃部になってた天文部を復活させた丸太。全国高校生天体写真『大賞』の受賞歴を持つOBの白丸の影響を受け、不眠症で眠れない夜に星空の写真を撮りまくる。当然その中には気になる伊咲を被写体にしたりと二人の仲は急接近です。不眠症の二人が星空を眺めながら、唯一寝つける互いの腕の中で眠る姿はとっても羨ましかああああ！ この二人、完全に出来上がっちゃってます。もうとっとと付き合っちゃえよう。2020/12/07
緋莢
14
「夜しか撮れない星空写真をさ、夜、眠れない俺たち二人が撮るんだぜ。なんかすごいよな。」天文部を復活させたことで、一安心！とはならず「学校が納得するような活動内容を示さないと天文台いられないぞ」と言われてしまいます。 顧問の倉敷からのアドバイスで、天体写真コンクールで大賞を取ったことのある卒業生・白丸結に会いに行く中見と曲の２人。活動を始めたことで、徐々に距離が近くなっていく２人。それでもベタベタしたものは感じさせず、それでいて甘さを感じさせる描写の仕方が上手いです（続く2020/08/08
葉鳥
9
臨海学校での天体観測や添い寝、花火のお誘いなどドキドキする関係もありつつ、OB訪問やカメラの勉強、部活実績を上げるための活動もしていて心地いい。舞台が石川県というのも馴染み深い。2022/01/16
