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出版社内容情報
「あの頃 確かに私は無敵だった」
ただ生きているだけでお金も手に入った。
ただそこにいるだけで価値を認められていた。
でも、世界のすべてが素晴らしく輝いていたあの頃は
今の私を救ってくれない。
気が付けば私は何もない
ただの四十過ぎの孤独な女になっていた。
誰か助けて――
【編集担当からのおすすめ情報】
12巻には6章本編のほか、特別にグッズ用に描き下ろされたイラスト4Pを収録する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
るぅ
7
やっぱり運気とか運命って引き寄せな気がしてきちゃうなー。江美が働くスナックのママも年下の同僚もいい人だし、なんなら数日でバックれた清掃業の先輩達も悪い人たちじゃなかった。夜の商売から足を洗うタイミングも何度もあった。でも本人が不幸になりたがってるとしか思えないわ。2022/12/22
pochi
6
ある程度の年齢の方にとっては職業や性別に関係なく身につまされることで、ここまでのエピソードでは一番辛かったです。表紙の鎖骨の出た身体に無理をした笑顔、「なんで皆そんなに上手に生きられるの」、「子供のまま出て行って子供のまま帰ってきた」、「逃げ続けた人生のツケはずっとずっと追いかけてくる」。どれこもれも何者にもなれなかった全ての人に現実を突き付けられるかのようです。また夜の世界の女性のその後って確かにどうなっているんだろう、類型化できるわけでないけど、一つの例としても思うところがありました。2022/10/20
かやは
5
この表紙絵すごすぎる。こんな満面の笑みなのにどうして痛々しいんだろう。2023/06/10
なつのおすすめあにめ
5
作者のインタビューを少し前に読んだ時、『ゆあてゃ』の影響力を自覚していて、責任を感じていたようだった。だからこの巻を読むとその先……、つまり「オバさんになった、『ゆあてゃ』」を表現したいのだなぁ……、と思ってしまったのですね。2022/10/23
な。
3
はぁぁ、つら。江美の先行きが何も見えない不安が伝わってくる…。でも、遅刻やミス連発されて挙げ句に無断退職されたり、骨折しても子どもも頼れず一人で何とかこなして、上手く歩けないことすら気がついてももらえない母親のことを考えると…。周りの方が辛いよね…。スピに渡すお金があるならそれをお母さんに使ってあげて…お願い…2022/11/28