裏少年サンデーコミックス トラップヒロイン 〈４〉

十三木考

小学館（2021/09発売）

• サイズ コミック判／ページ数 224p／高さ 18cm
• 商品コード 9784098507047
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

完結！男の娘との恋と友情の行く末は…？

俺のルームメイト・小日向真は男子。
…なんだが、女子の制服を着て、
女子みたいなか細い手足で、女子みたいな声と仕草。
コイツ、本当に男なのか――？？

もうすぐ文化祭。チロダたちのクラスの出し物は、
男同士の「ロミオとジュリエット」
ジュリエットを演じる小日向の相手役の座をかけて
チロダと神宮寺が勝負！！

そして、文化祭当日、小日向は姿を消す――…

同性との恋愛と、友情の在り方を問う、
青春学園ラブコメディー第4巻、堂々完結！


【編集担当からのおすすめ情報】
長らくお待たせしました、ついに完結！

「男らしく」握手を交わした小日向とチロダ、
その理由と、その後のふたりの様子を本編にてお楽しみください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[淡雪]

男の娘の残酷さを描いた作品としては白眉といえる。このカップルがうまくいくとは思えないが（男の娘としての賞味期限の問題を意識している以上）にもかかわらず痛切で美しい。絵は正直へたうまといってもいいがあまりある描かねばならぬという気迫を感じた。

2021/10/11

[Yamineiko]

正直に言って前巻までいまいちノリきれなかったのだけど、この最終巻で評価は変わったかなとは思う。 この最終巻を読んで、"男の娘との恋愛"を本気で描こうとしていたのは理解できた。1巻だけ読んで合わないと思っても最後まで読もう。 小日向の性別を終盤まであやふやにしていたのはちゃんと意味があったことだったのね。ちゃんと確定はしてくれてよかった。 ただ、キャラクターの掘り下げがどうしても物足りなく感じた。もっと話数を使ってチロダと小日向の関係性を進めてほしかった。後日談的なエピソードももうちょっとほしかったかも。

2021/11/03

[ぺんぎん]

何とか完結して良かった。 本来はもっと長くなる予定だったのかもなと思うものの消化不良感はない。

2021/09/23

[私的読書メモ漫画用]

長い休載を挟みつつも、完結させたことは評価したいです。公開投稿コンペの好評から連載化したらしく、作品的にも作者的にも体当たりで、連載をこなせる実力が不足していたのは同情できます。

2021/09/16