出版社内容情報
保育者が園で悩む場面に具体的なアドバイス
園で「気になる子」という言葉が聞かれます。でも、本当に困っているのは、その子自身です。発達に偏りのある場合もあります。そんな子を支える保育者のための1冊です。
子どもと関わる基本の3つのスキル(PRIDEスキル、「指示をする」スキル、「選択的注目」スキル)、3つのスキルを実践に生かすための練習問題、保育の場面別の対応、保護者への支援、保育者から寄せられてた相談へのアドバイスを掲載。
なるべく具体的な例をとりあげ、イラストを交えて、子どもや保護者への対応、支援をわかりやすく構成しています。たとえば、子どもがかんしゃくを起こしたときにどうする? 困りごとをかかえた子の保護者支援は? ほかの子と遊ぼうとしない3歳児にどう支援したら? など日常で起こる保育者の悩みなどに著者からアドバイスをしています。
著者は、約20年間、行政、教育、医療などの児童臨床の現場で心理士として仕事をしてきた木原望美先生。これまで接してきた子ども、保護者、保育者とのかかわりを通じて大切にしてきた思いが溢れる本です。
【編集担当からのおすすめ情報】
「子どもとの信頼関係を築くPRIDE(プライド)スキル」をはじめ、第1章で紹介している3つのスキルは、発達の偏りの有無に関係なく、どの子どもともかかわるうえで役に立ちます。きっと保育のお役に立つと思います。ぜひご一読ください。
内容説明
保育者が悩む場面に具体的なアドバイスでサポートします。子どもとの信頼関係を築く3種類の基本スキルを紹介(練習問題つき)。保育者から寄せられたさまざまな事例に具体的な声かけや予防策を提案。そのほか保護者との信頼関係の築き方、よく聞かれる場面別の対応などをイラストを交えて提案しています。
目次
第1章 子どもとかかわる基本のスキルを身につける(子どもとの信頼関係を築くPRIDEスキル;8つの「指示をする」スキルで子どもにきちんと伝える ほか)
第2章 保育の場面別の対応(子どもがかんしゃくを起こしたときの対応;子どもがパニックを起こしたときの対応 ほか)
第3章 保護者への支援(困りごとを抱えた子の保護者支援のあり方)
第4章 保育者から寄せられた相談へのアドバイス(個別のケースと相談シート;ほかの子と遊ぼうとしない3歳児への支援 ほか)
著者等紹介
木原望美[キハラノゾミ]
臨床心理士、公認心理師。PCIT Within Agency Trainer(機関内トレーナー)、CAREファシリテーター、COS‐Pファシリテーター。愛育クリニック医療福祉室、愛育産後ケア子育てステーション子どものこころ相談室所属。2003年3月東京女子大学大学院人間科学専攻臨床心理学分野修了、国立精神・神経センター精神保健研究所児童・思春期精神保健部流動研究員、船橋市子ども発達相談センター心理発達相談員などを経て2015年4月より現職。子どものこころや行動の問題に対する治療、養育者の支援、乳幼児健診、東京都港区の幼稚園への巡回相談支援などを行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。