出版社内容情報
ギフテッド(才能ある)の子どもを伸ばす本
教育現場では、様々な困り感を持つ児童生徒がいます。知的機能が極めて高いものの診断はつかないが発達障害特性を持つ子どもや、人との関係は維持できるものの学校生活の枠組みに合わない子どもなど、知的能力が高いがゆえに理解されず必要な支援が受けられないでいます。
本書は「ギフテッド」と呼ばれる子どもや知能の高い子どもの個性を知り、伸ばす方法についてわかりやすく解説します。保護者が我が子を支えるコツを専門の大学関係者と当事者、その保護者たちが執筆しました。
本書のねらいは、子ども一人一人の特性を見極めて理解し、少しでも保護者が子育てできるようにするための書籍です。願わくば、子どもにも読んでもらって自己理解が深まるように、イラストやまんがで、直感的に理解し、読みやすく工夫をしました。親の言葉や当事者手記も掲載し、学校側の理解を促すきっかけになる内容です。アカデミックな部分と全国組織の親の会「ギフテッド応援隊」にも参加してもらっています。(「はじめに」より一部抜粋)
発達障害とギフテッドの違いなど、まさにいま、子どもの才能ある個性を知り、伸ばす方法が満載となったギフテッドの解説書です。
【編集担当からのおすすめ情報】
学校での居場所がないギフテッドの子どもや、その保護者たちにも執筆に参加していただき、いままでのギフテッド教育に足りなかったことや、ギフテッドのこれからなどが、詳しくわかります。
子育てに悩んでいる保護者、そして、ギフテッドについて知りたい教育関係者には必読書です。
目次
第1章 ギフテッドとは、どんな子ども?
第2章 ギフテッド子育て相談事例集
第3章 ギフテッドの育ち
第4章 保護者を支え、子どもを支える「ギフテッド応援隊」
第5章 学校との関係を、どうつくる?
第6章 ギフテッドと発達障害
第7章 ギフテッドの未来
著者等紹介
片桐正敏[カタギリマサトシ]
北海道教育大学旭川校教授。2011年北海道大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。3年ほど通信制高校の教員を経験した後、大学院へ。国立精神神経医療研究センター精神保健研究所、富山大学大学院医学薬学研究部、浜松医科大学子どものこころの発達研究センターを経て、現職。専門は、臨床発達心理学、発達認知神経科学、特別支援教育。基礎的な研究と併行して、臨床研究も行っている。発達障害のある子どもやギフトテッドの相談支援活動も行っている
小泉雅彦[コイズミマサヒコ]
ギフテッド・LD発達援助センター主宰
日高茂暢[ヒダカモトノブ]
佐賀大学教育学部講師
富永大悟[トミナガダイゴ]
山梨学院大学経営学部専任講師
楢戸ひかる[ナラトヒカル]
ライター。息子の通級をきっかけに、「教室の中にいる少数派の子どもたち」を軸に教育記事を執筆。通級を経験した母親として、当事者目線の発達障害理解教育の講師活動も行っている。令和スタイルの家族を探るサイト「主婦er」運営中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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chi0926
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みみこ