出版社内容情報
特別活動の教育力を再認識し取り組む一歩に
日本の特別活動を牽引する前文部科学省視学官であり、國學院大學教授の杉田洋氏と、全特活でも助言など様々な教育活動で特別活動を実践してきた埼玉県の前校長稲垣孝章氏の2人が、「特別活動」について、真剣に、過去、現在、未来の課題を語り合った。
特別活動が、今般の学習指導要領でどう位置づけられたか、しかし、学校現場の実態はどうなっているか、その背景にあるものを何か、など。
本書は、9章立てで構成されている。
いまの子どもたちに学校教育で身につけさせたい力とは何か、学級会や学級活動(2)(3)の内容について、さらには、キャリア教育との関連、
学校の未来に向けて、特別活動はどうあるべきか、さらに世界で注目される「TOKKATSU」とは、「働き方改革」はどうあるべきか、など。
未曾有のコロナ感染下の学校教育の存在が問われる今、日本の教育が大きく変わる!特別活動を実践することで。そんな両者の考え方が大変良くわかります。
様々な学校現場の課題を浮き彫りにし、問いかける。ベテラン教師、新任教師、管理職、そして教育員会やも保護者にも、本気で取り込む一歩に、一緒に考えていきたい。
特別活動の意義と意味を!!
【編集担当からのおすすめ情報】
学校の在り方が問われている今こそ、学校や学級集団で学ぶ意味を考えたい。
目次
第1章 特別活動を根づかせるには
第2章 特別活動は自尊感情を高め、自己実現を図る
第3章 学級会はこうしてみよう
第4章 学級活動(2)(3)はこうしてみよう
第5章 キャリア教育と特別活動
第6章 特別活動の手法は、学校経営にも活用できる
第7章 学校の未来と特別活動
第8章 世界へ広がる日本式教育「TOKKATSU」
第9章 積極的な特別活動は、「働き方改革」につながる
著者等紹介
杉田洋[スギタヒロシ]
國學院大學人間開発学部教授。学生時代に青少年の健全育成のためのボランティア活動に没頭。このことにより埼玉県からアメリカ・カナダに派遣され、これをきっかけに教職を目指す。昭和55年4月より埼玉県内小学校4校に18年間勤務。浦和市教育委員会、さいたま市教育委員会に6年間勤務した後、文部科学省教育課程課教科調査官、初等中等教育局視学官など文部科学省での11年間を経て、平成27年4月より國學院大學教授。日本特別活動学会理事、モンゴル教育大学客員教授、全国特別活動研究会顧問、NHK「でーきた」番組委員、文部省小学校指導資料作成協力者、小学校学習指導要領作成協力者、中央教育審議会委員などを歴任。著書、編著書多数。平成28年より、JICAのエジプト国へのTOKKATSUの導入に関わっている
稲垣孝章[イナガキタカフミ]
前埼玉県東松山市立松山第一小学校長。埼玉県内小学校教諭、東松山市教育委員会指導主事、教頭、小学校長として三校で特別活動の研究を推進。道徳と特別活動の教育研究賞での学校研究の校長としての実践論文が、「文部科学大臣賞・最優秀賞学校(団体)」を二校で受賞。令和元年度より教育相談、不登校対応、教職員研修等の機能を有する東松山市立総合教育センター所長及び城西国際大学兼任講師として特別活動、総合的な学習の時間を担当。平成10年「小学校学習指導要領(特別活動)」(文部省)作成協力者、文部科学省作成「心のバリアフリーノート」作成協力者等の委員を歴任。全国道徳特別活動研究会顧問、全国特別活動研究会参与。現在も特別活動、学級経営、学校経営等での連載を含め、教育雑誌に多数執筆。特別活動や学級経営、家庭教育等で各地での講演も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ミオペルホネン
pengin