「若者の性」白書―第7回青少年の性行動全国調査報告

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  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784098401475
  • NDC分類 367.9
  • Cコード C0037

出版社内容情報

青少年の性に関する意識や経験を検討・分析

全国規模で調査した、中学生・高校生・大学生の性に関する意識や経験を明らかにし、検討・分析したものをまとめたものです。調査報告は1974年からほぼ6年ごとに行われていますが、調査の年齢層の幅の広さで、高い評価を受けています。本書は調査結果だけでなく、社会調査や分析の専門家が調査データを分析し、青少年を取り巻く生活環境の変化に伴う性行動・性意識の変容を解明しています。青少年に関わる幅広い層の人たちにとっての必読書です。

内容説明

2011年度第7回「青少年の性行動全国調査」として行われた「若者の性意識・性行動」に関するレポート。1974年より6年ごとに刊行してきた最新版。我が国の青少年の性に関わる実態と変容を把握でき、検討・分析のための貴重な論文・データ書!

目次

序章 第7回「青少年の性行動全国調査」の概要
第1章 青少年の性行動の低年齢化・分極化と性に対する新たな態度
第2章 欲望の時代からリスクの時代へ―性の自己決定をめぐるパラドクス
第3章 青少年の家庭環境と性行動―家族危機は青少年の性行動を促進するのか
第4章 消極化する高校生・大学生の性行動と結婚意識
第5章 青少年にみるカップル関係のイニシアチブと規範意識
第6章 高校生・大学生の避妊に関する意識と行動―避妊行動の分化に着目して
第7章 現代日本の若者の性的被害と恋人からの暴力
第8章 自慰経験による女子学生の分化
第9章 性情報源として学校の果たす役割―性知識の伝達という観点から
付表

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小豆

1
前回(2005年調査)までとは明らかに異とする若者像が見えてくる。社会背景や経済状況が生育において影響することはよく知られているが、学齢期に「リスク」という観念が恋人という親密な関係性構築において影響していることに驚きを覚えた。また、家庭教育は性についても母親にその比重が重いが、父親との会話頻度の多い女子に、性や恋愛のジェンダーロール適合&性に対してネガティブイメージを持つ傾向にあるという分析も興味深かった。2013/10/02

ぷくこ

1
1970年代に始められた「青少年の性行動全国調査」の第7回目の報告書。データをもとに、いくつかのテーマで複数の研究者による分析が収められている。どれも面白い内容だが、個人的には「高校生・大学生の避妊に関する意識と行動」と、「自慰経験による女子学生の分化」が特に興味深かった。避妊をいつも必ず行う者と不十分な者の違いは?女子にとって性交経験と自慰経験には違いがあるのか?データから言えることは限定的だが、現実のある一面が確かに現れているようである。2013/09/05

もえた

0
青少年に性教育を行う立場の人に向けて書かれた書籍だが、青年の立場から読んでも、参考になる記述や統計が多くあった。掲載されている論文では、自分の皮膚感覚に合致する「若者像」が示されていた。おおむね論文・統計ともに信頼できると思う。興味深かった点は、いわゆる「草食化」が実際に生じていること、俗に流れている「草食系男子」像には誤りも含まれていること、自慰経験の有無による性に関する情報源や意識の違いなど。2014/11/16

弥太郎岩崎。

0
相模原市立橋本図書館 もう一度丁寧に読まないと。というか、購入しても良いくらい2014/02/23

なつき

0
まあそういうもん 2018/10/03

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