出版社内容情報
校長主導型から学校組織主導型へ
これまで「”よい学校”とはどんな学校か?」という追究は数多くおこなわれてきた。しかし、「”この学校”の現状を”よい学校”へと変えてゆくには、何をどうする必要があるのか?」ということは十分に追究されていない。そのことを、現実に「よい学校へ変わっていった」事例の「変わっていった」プロセスを丹念に捉え直しながら、マネジメントとリーダーシップという視点で考えてみよう、というのが本書の趣旨である。
本書の主題は、一人ひとりの教師にもっと自信と自己効力感をもたせることにより(エンパワーメント)、これまでの校長主導型から学校組織協働型(スクールリーダーシップ)へ学校改善の原動力を転換させることにある。
「スクールリーダーシップ」構築のノウハウを、学校経営研究の第一人者である著者が学校管理職、ミドルリーダー、現場の教師それぞれに向けて、わかりやすく解説する。
目次
序 「学校を変える」ということ
第1部 改革を求められている学校(変転する教育改革のなかの学校;学校組織のしくみをめぐる改革の進行―「新たな職」に着目して)
第2部 学校の「組織力」と教師のエンパワーメント(学校を組織として観る;学校の「組織力」に対するまなざし ほか)
第3部 学校を変えてゆくプロセスの実際(教師の自律と協働を再構築した中津小学校;地域との合同運動会を創り上げた勝山小学校 ほか)
第4部 学校を変える新しい力とは何か?(「深さ」と「広がり」で問題を捉える「システム思考」;教師のエンパワーメントとスクールリーダーシップ)
著者等紹介
浜田博文[ハマダヒロフミ]
筑波大学教授。山口県生まれ。博士(教育学)。専攻分野は「学校経営学」。筑波大学第二学群人間学類卒業後、同大学大学院博士課程単位取得退学。鳴門教育大学、東京学芸大学を経て現職。この間アメリカのバリー大学、南カリフォルニア大学にて在外研究に従事。日本教育経営学会から、1999年に研究奨励賞、2008年に学術研究賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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