出版社内容情報
古典ギリシャ語の基礎を書写を通じて学ぶ
本書は、古代ギリシャで話されていた古典ギリシャ語を学ぶための学習書です。昔のギリシャ語が21世紀の自分にどんな関係があるのかと思われるかもしれません。しかし、ギリシャ語は私達の言語文化にはなくてはならない存在です。
古代ギリシャは数多の哲学者や詩人、歴史家、数学者などを輩出し、その文化は現代にも引き継がれていて、英語をはじめとする西洋語にはギリシャ語由来の単語がたくさんあります。ギリシャ語を学ぶことはとても意義があります。
しかし、ギリシャ語を学ぶことは容易ではありません。ギリシャ語文法は難解で、動詞や名詞、形容詞が複雑に変化します。そこで、本書はギリシャ語をなるべく負担なく学習できるように工夫を凝らしました。文法解説をさっと読んだら、あとは例文とその日本語訳および英語訳、語注を見て、例文を書き写すだけです。学習する文法項目も精選しました。
また、例文として、ことわざや名言・名句、ホメロスからプラトン、アリストテレス、ギリシャ悲劇、新約聖書に至る幅広いテキストから採取した平易な文を用いました。たとえ短文であっても原典を読めることは大きな喜びです。
【編集担当からのおすすめ情報】
本書は文字も大きく、初学者にとてもやさしい古典ギリシャ語の入門書です。ギリシャ文字の知的な雰囲気に興味があるが、難しそうで近づけなかった人、ギリシャ文化やキリスト教に関心があってその原典をのぞいてみたい人にお勧めです。古典ギリシャ語をパソコンで入力する方法も載っています。あなたの言葉の世界を大きく広げてくれる一冊です。
内容説明
ホメロスから新約聖書まで!ギリシャ文字の読み書きとギリシャ語の基本を書写を通じて完全マスター!!
目次
ギリシャ語の文字と発音
ギリシャ文字の書き方
母音
子音
アクセント
語頭母音の有気記号と無気記号
下書きのイオータ
二重子音
カタカナ語になったギリシャ語
英語になったギリシャ語〔ほか〕
著者等紹介
河島思朗[カワシマシロウ]
東海大学文学部専任講師。1977年群馬県生まれ。専門は西洋古典学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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