出版社内容情報
本書は人類は教育の力でどのように「ヒト」から「人間」(教育の力で獲得した主体的、自立的な人間との意)に生長してきたかを、研究者の論文、全国各地の教育者・教育関連団体からの最新実践レポートでまとめたもの。
内容説明
ヒトを「善き人間」に育つように助けること―それが教育の基本である。文明の進歩に役立つ人材を効率的に育成しようとする現在の教育への、理論と行動による痛烈な批判。
目次
第1部 「物質文明のための教育」から「ヒトのための教育」へ(心の個体発達の仕組みから;ヒトにとって進化・進歩とはなにか;教育の考え方について)
第2部 さまざまな教育の姿―教育ローカル・ステーション(三歳が人生の勝負のしどころ―手作りおもちゃ・親子愛情教室;幼老共生宣言―老人が日本を救う;子どもには「豊かな時間」を―自然の恵みいっぱいの保育園;「セルフラーニング」という学び方;学校に寺子屋をつくる―新たな地域教育の夢 ほか)
著者等紹介
井口潔[イノクチキヨシ]
1921年福岡県久留米市に生まれる。九州帝国大学医学部卒業、九州大学教授(外科学1963~1985)、九州大学名誉教授。日本外科学会名誉会長、日本癌治療学会名誉会長、フランス・アカデミー会員、医学博士・理学博士。日本学術振興会井口記念人間科学振興基金運営会員。「ヒトの教育の会」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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