出版社内容情報
これからの教育の主役となった“絶対評価”とは何かを、鋭く具体的に問うた書。子ども一人一人を生かすための通知表・指導要録を考察した話題の一冊です。
〔はじめに/絶対評価の考え方〕 指導要録改正の基本方針/学習指導要領がめざす学力観/新しい評価の考え方/観点別学習状況の評価/A、B、C評価記入の実際/「所見」には何を書くか 〔第1部 今、なぜ学力の見方を変えなければならないのか〕 *新しい教育の方向を探る 1.社会の変化に対応出来る本当の学力とは何か 今の子供は本当に幸せなのだろうか/子供時代の豊かな生活体験が不足している/指導しなければ自立性は育たない/競争力を付けるか、競争のない社会を作るか/知識中心に見切りをつけよう/人間の価値を知識でしか見ない教師/生活に役立つ技能になっているか 2.個性を生かす教育の推進 分析的に見たら良いか総合的に見たら良いか/表裏一体の「基本・基礎」と「個性を生かす教育」/基礎・基本はもっと弾力的に考えたい/原理に戻れなければいけない/すべての面に基礎・基本がある/年齢に応じて個性は変わる 〔第2部 新しい評価の考え方〕 *相対評価から絶対評価へ 1.学習過程と新しい評価 自己学習を組み立てる/生きる力とは何か/個性的な人間は主体的な学習から生まれる/人間として生きる力の学力構造/自分の“思い”を持てる子に/A、B、Cをどう付けたら