出版社内容情報
文部省生活30年余の著者が、経験し考えた教育と法律の境界にある諸問題を平易に解説。教育の視点からだけでなく法律の視点から学校の内外を見つめることが大事だと著者は力説する。
本書は『総合教育技術』誌に3年間にわたって連載し、好評を得たものです。文部省の初等中等教育局長などを歴任した著者は、指導要領の改訂、中教審、臨教審、日教組スト、教科書裁判などに文部省代表として常に立ちあってきました。本書はその30年余にわたる著者の文部省生活の間に、経験し、考えた教育と法律の接点にある問題をとりあげたものです。 本書のはしがきで著者は次のように語る。「学校には<教育の窓>はいっぱいある。どの窓を開けても教育が見える。が、教育の窓からだけではなくたまには法律の窓を開けて、学校の内や外を眺めてみて欲しい。法律の窓から眺めるとふだん見慣れている風景も少し変わってみえるに違いない。視点を変えた見方は学校経営に必ず役立つはずだ」??とかく法規というと硬いものが多いが、本書は身近な事例を通して、平易に書かれており、一般の読者にも肩ひじ張らずに読んでいただけるものになっています。
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