出版社内容情報
トランプ現象と斎藤現象は繋がっていた!
ユニクロ、アマゾンの潜入ジャーナリストが4年前に単身渡米。トランプ陣営の選挙スタッフとなり戸別訪問1000軒超。時にQアノンに陰謀論を説かれ、時に反トランプ派に中指を立てられ、しまいには警官の催涙スプレーまで浴びてーー「分断」の「狂信」もすべて内側から見た。
そのトランプの復活劇と同時に、著者は兵家県知事選で斎藤元彦知事の支持者たちに1か月の密着取材を敢行。トランプ現象と斎藤現象が「繋がっている」という事実に辿り着いた。
〈一見すると堅牢にも見える民主主義は、私たちが信じているほど盤石ではなく、意外な脆弱性をはらんでいる。アメリカで起こった“トランプ現象”を追いかけながら、民主主義が、どうやって道を踏み外し、どのように機能不全に陥り、崩壊の危機に直面するのかを考えていこう。〉(プロローグより)
それはもはや対岸の火事ではない。
【編集担当からのおすすめ情報】
2022年に刊行され、第9回「山本美香記念国際ジャーナリスト賞」を受賞した傑作ノンフィクションが、トランプ復活を受けて加筆修正し新書化しました。新章として話題の斎藤知事の支持者たちに密着したルポを加筆。トランプ信者を取材した著者だから見えた、斎藤現象の本質とは?日本の民主主義の行く末とは?日米政治の今後を考える上での必読書です。
内容説明
トランプ現象、日本上陸!ユニクロ、アマゾンの潜入ジャーナリストが単身渡米。トランプ陣営の選挙スタッフとなりランプ現象を内側から見た。さらに斎藤兵庫県知事の選挙に密着。日本版トランプ現象を目撃した。
目次
新書版序章 トランプ現象と斎藤現象はつながっていた
プロローグ アメリカの民主主義が死んだ日
第1章 トランプ劇場に魅せられて
第2章 「共和党選挙ボランティア」潜入記(前編)
第3章 ウソと陰謀論の亡者を生んだ「屈辱の夜」
第4章 「共和党選挙ボランティア」潜入記(後編)
第5章 勝利を信じて疑わない“トランプ信者”の誕生
第6章 Qアノンと行く「連邦議事堂襲撃」への道
エピローグ 民主主義の守り方
著者等紹介
横田増生[ヨコタマスオ]
1965年、福岡県生まれ。関西学院大学を卒業後、予備校講師を経て、アメリカ・アイオワ大学ジャーナリズム学部で修士号を取得。帰国後、物流業界紙『輸送経済』の記者、編集長を務め、99年よりフリーランスとして活躍。2020年に『潜入ルポ amazon帝国』で第19回新潮ドキュメント賞。22年に本書のもととなる『「トランプ信者」潜入一年』で第9回山本美香記念国際ジャーナリスト賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。