小学館新書<br> ルポ 国際ロマンス詐欺

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小学館新書
ルポ 国際ロマンス詐欺

  • 水谷 竹秀【著】
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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098254521
  • NDC分類 368.6
  • Cコード C0236

出版社内容情報

ナイジェリアでロマンス詐欺犯に直撃!

●被害者と詐欺犯の双方に迫った本邦初のルポルタージュ!●

SNSやマッチングアプリで恋愛感情を抱かせ、金銭を騙し取る「国際ロマンス詐欺」の被害が急増している。

なぜ被害者は、会ったこともない犯人に騙されてしまうのか。「お金を払わないと、関係が途切れちゃうんじゃないか……」。被害者の悲痛な声に耳を傾けると、被害者の心理に漬け込む詐欺犯の「手口」が見えてきた。

そして取材を進めると、国際ロマンス詐欺犯は、西アフリカを中心として世界中に広がっている実態が明らかになってきた。
著者はナイジェリアに飛び、詐欺犯への直撃取材に成功。彼らが語った、驚きの手口と倫理観とは――。

その被害者・加害者の双方に迫った、本邦初の迫真ルポ。

* * * * *

●詐欺犯の“愛の囁き”には、すべからく「裏」がある●

・被害者への「I love you」のメッセージは、例文をコピペして送っている
・犯人はプロフィールに、美男・美女の「他人の写真」を盗用している
・「How is mom?」――家族への気遣いを見せて信用させる
・存在しない「架空の投資サイト」にお金を振り込ませる …etc.



【編集担当からのおすすめ情報】
国際ロマンス詐欺の「被害者」に取材した報道はこれまでにもありますが、本書はその「実行犯」に取材した稀有なルポルタージュです。

その舞台はアフリカ・ナイジェリア。犯人たちが語った手口は、著者が日本で出会った被害者たちが騙された手法と一致することが明らかになっていきます。詐欺犯たちは、いかにして被害者を騙すのか。そして、騙し取ったお金でどんな暮らしをしているのか――。犯罪・事件のルポルタージュとして、そして詐欺被害を少しでも減らすためのヒントとして、一人でも多くの方にお読みいただきたい一冊です。

内容説明

SNSやマッチングアプリで恋愛感情を抱かせ、金銭を騙し取る「国際ロマンス詐欺」。なぜ被害者は、ネット上のやり取りだけで、直接会ったこともない犯人に騙されてしまうのか。この犯罪の実態を探ると、西アフリカを中心として世界中に広がっている現状が明らかになってきた。著者はナイジェリアで、詐欺犯たちの直撃取材に成功。犯人が語った、驚きの手口と倫理観とは―。国際ロマンス詐欺の被害者と加害者の双方に迫った本邦初のルポルタージュ。

目次

第1章 会ってもないのに騙された(夫がいても心が揺れた30代女性;「愛情を求めていた」 ほか)
第2章 砕け散った中高年のロマンス(非婚化とマッチングアプリ;「年齢なんて気にしない」と言われた安心感 ほか)
第3章 暗号資産に目が眩み…。(4600万円失った40代シングルマザー;“模擬取引”で信頼させる ほか)
第4章 詐欺犯はナイジェリアに(グラマーな「米女性兵士」;身分を明かすと逆ギレ ほか)
第5章 ヤフーボーイたちの素顔(ナイジェリアの“洗礼”;ヤフーボーイの正体 ほか)

著者等紹介

水谷竹秀[ミズタニタケヒデ]
1975年、三重県生まれ。ノンフィクションライター。上智大学外国語学部卒。2011年、『日本を捨てた男たちフィリピンに生きる「困窮邦人」』で第9回開高健ノンフィクション賞を受賞。10年超のフィリピン滞在歴をもとに「アジアと日本人」について、また事件を含めた現代の世相もレポート。2022年3月下旬から5月上旬までウクライナに滞在し、戦地を取材した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

91
SNSやマッチングアプリで出会った相手に近づき恋愛感情も見せかけ安心させた頃に、投資話を持ちかける。度々のメッセージや LINEを使いなかなか気づかれないようにしてから大金を振り込ませる。相手には儲かっていることを信じ込ませどんどん大金を振り込ませる。ようやく気付いた頃、大切な貯蓄や借金が残る。様々なパターンがあるようだ。SNSマッチングアプリはプラスの面も多い反面犯罪にも簡単に使われてしまう。この跡もどんどん悪用できるアプリが登場してくると思う。笑っていられないな、明日は我が身・・・図書館本2023/10/03

読特

47
独り身の寂しさ。将来の希望のなさ。一発逆転の予感。そして、いつの間にか恋に落ちてる。周りが見えない。当たり前の判断ができない。費やしてしまったお金も無駄ではなかったと思いたい。つながりが果てて気が付いたときにはもう遅い。ラインの向こうは貧しさあふれる大陸。罪の意識は違法賭博程度。学生たちが狙う一攫千金。例文数打ち当たり待つ。…取材に応じてくれた被害者たちに敬意を表する。人の心は脆いもの、騙され易いもの。まずそれを認めることから始めたい。「国の借金は千兆円、緊縮しなければ破綻する!」…ほら、簡単にひっかかる2023/07/20

おいしゃん

27
【2024-3】SNSでたびたび現れる、謎の外国人からの友達申請。そこからこんな詐欺に発展し、そのバックにはこんな犯罪組織があるのかと知りびっくり。被害者たちのインタビューに留まらず、ナイジェリアに渡り加担している若者たちに迫っての取材が秀逸。2024/01/03

道楽モン

27
詐欺の形態は時代を反映して日々進化しているのでしょう。インターネットの存在はその規模を一気に拡大させたのは間違い無い。黎明期からネットを利用している世代は、知らず知らずのうちにマナーや暗黙のルールを学び、真偽の目を養っている筈であるが、現実に被害は存在している。被害者のリテラシーで片付けられない問題で、やはり加害者側にある世界規模の経済格差が大きな原因となっている。心の弱点を巧みに利用する手法は、おそらく無くならない。本書の取材で明らかになる加害者側(アフリカ)の、あっけらかんとした倫理観に驚かされた。2023/12/23

Kazuko Ohta

26
インスタをやっていると、ちょっとネオンが綺麗なぐらいの画像に「これはどこで撮ったのですか」とコメントが付く。それだけではまだ怪しい人かどうかわからないから、どこそこで撮りましたと返信すると、途端に怪しい人まるだしに。あなたは写真を撮るのが上手、いろいろ教えてほしい、フォローし合いましょう。アホか、誰が乗るか。と思っていたけれど、乗ってしまう人がこんなにもいるのですね。そういうことかとは思わない。DV親父に金を借りてまで何百万と払うのはやっぱり不思議。ナイジェリアの若者の8割は詐欺で稼ぐって、目が点になる。2024/01/06

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