小学館新書<br> 「居場所がない」人たち―超ソロ社会における幸福のコミュニティ論

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小学館新書
「居場所がない」人たち―超ソロ社会における幸福のコミュニティ論

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098254439
  • NDC分類 361.3
  • Cコード C0236

出版社内容情報

居場所がなくても幸福と思える生き方とは?

2040年には、独身者が5割に。だれも見たことのない、超ソロ社会が到来する。
ますます個人化が進む中、私たちは家族や職場、地域以外に、誰と、どこで、どうつながれば、幸福度を高められるのか?
また、親として、人生の先輩として、これからその時代を生きる子どもたちに何を伝えられるのか?

家族、学校、友人、職場、地域・・・・安心できる所属先としての「居場所」は、年齢を重ねるごとにつくるのが難しくなり、時に私たちは「居場所がない」と嘆く。
また「そこだけは安心」という信念が強すぎるがゆえに、固執し、依存するという弊害も生まれる。

では、居場所がなく、家族や友達をもたず、一緒に食事をする相手がいないのは、「悪」なのだろうか?常に誰かと一緒でなければしあわせではないのだろうか?

社会の個人化も、人口減少も、もはや誰にも止められない。私たちに必要なのは、その環境に適応する思考と行動だ。著者が独身研究を深掘りした先に示すその答え=〔接続する〕関係性、〔出場所〕という概念とは?

結婚していてもしていなくても、家族がいてもいなくても、幸福度を上げるための視点とヒントに満ちた一冊。


【編集担当からのおすすめ情報】
〔もくじ〕
●第一章:ファクトを知る
新聞やテレビのニュースは信じられるのか?
少子化問題ではなく、少母化問題
人口減少は少子化のせいなのか?
日本だけではない。世界も人口減少する
未婚化は若者が草食化したからではない
晩婚化など起きてはいない
金がないからこそ結婚した方がいいというが
結婚には限界年齢というものがある
このままだと日本の家族は消滅するのか?
●第二章:独身は不幸説を検証する
独身は不幸なのか?
結婚すればしあわせになれるのか?
「足りない病」の人間に「足りない」ものは何か?
おっさんは叩いていいのか?
しあわせとはなんなのか?
ウェルビーイングではなくウェルドゥーイング
●第三章:「孤独は悪」といいたがる人たち
孤独は悪なのか?
友達がいないことはそんなに問題なのか?
友達がいなくなったと嘆く中高年男性の本当の問題とは?
友達がいれば安心なのか? 「つながり孤独」という問題
孤独であることと孤独に苦しむことは別
孤独に苦しむとは、結局はおカネの問題
孤独とはなんなのか?
●第四章:所属から接続へ 居場所から出場所へ
意志で選択などしていない
遺伝ですべてが決まる?
人とのつながりとは?
家族のつながりが生む悲劇もある
今まで安心だったコミュニティの崩壊
接続するコミュニティとは?
●第五章:「新しい自分」を生む旅へ
自分の中の多様性とは?
人とつながることを怖れる人

内容説明

2040年には独身者が5割になり、だれも見たことのない、超ソロ社会が到来する。子どもの数と家族の数は減り、安心な囲いであった“所属するコミュニティ”は崩壊もしくは縮小する。この不可避の未来を見据えた上で、その環境にどう適応すれば、幸福と思える人生を歩めるのか。まだ“おひとりさま男性”が社会で注目されていなかった頃からマーケティング視点で独身研究を行ってきた著者が、新たな視点と解釈を盛り込んだ人口減少時代の新しいコミュニティ論。

目次

序章 「ソロ」パンデミック到来
第1章 ファクトを知る
第2章 独身は不幸説を検証する
第3章 「孤独は悪」といいたがる人たち
第4章 所属から接続へ 居場所から出場所へ
第5章 「新しい自分」を生む旅へ

著者等紹介

荒川和久[アラカワカズヒサ]
広告会社にて自動車・飲料・ビール・食品など幅広い業種の企業業務を担当したのち独立。ソロ社会やソロ文化、独身男女の行動や消費を研究する「独身研究家」として、国内外のテレビ・ラジオ・新聞・雑誌・WEBメディアに多数出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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レモン

39
仰っている主張は正しいかもしれないが、やや攻撃的過ぎるのでそちらが気になって本筋が頭に入って来ないことが多かった。今の少子化対策もただの子育て支援と言われているが、同じことを著者も述べている。婚姻数の減少による母親の減少と、高齢者の多死化により少子化が加速する。孤独=悪と決めつけず、孤立を防ぐため「居場所」ではなく「出場所」を作り出すべし。確かに出場所を複数持っている母と、出場所の少ない叔母とでは、母の方がいきいきしている。2023/12/10

akihiko810/アカウント移行中

33
未婚が一般化し、地域・職場・家庭の社会コミュニティがなくなった現代社会を、幸せに生きる知恵を考える。印象度B+  本書はネット連載をまとめたものなのだろうか?ネットで読んだことがあった。「<孤独なおじさん>の悲劇」みたいな記事が巷には溢れる。本書も「定年後、友人がいなくなった、という定年男性が多いが、元々友人がいなかったのを気づいてなかっただけ。単なる同僚だっただけ」などと身も蓋もない話が書かれる。他「孤独は金の問題」「独身だから不幸、なのではなく、幸せを感じる人が結婚してるだけ」など。2023/06/19

はるき

19
 ど真面目なタイトルなのに可笑しすぎる。「少子化ではなく少母化だからもう無理。人口減に合わせよう」「孤独という名前の奴に親でも殺されたか」「ぶっちゃけ一人になりたいときってないか」は〜、面白かった。人生長いんだから、自分らしく生きようじゃないか。家族神話、友達幻想から脱却したら皆楽になれそうです。2024/03/20

ヒュンフ

17
既婚、未婚問題では孤独をテーマに話が進むことが多いが、退職後に嫁や家庭に依存してるおじさんが孤独になっていたりする現実に触れていて、居場所(出場所)の数が大切な事を説いている。以前に読んだ平野啓一郎の分人主義の考え方に近い。 一つに依存するのは経済でも関係でもリスキーだと言うことを最近は得に実感する。作中の最序盤でも家庭はリスクの場になっていると述べられているが、介護疲れ、親ガチャという言葉の流行りを見ていると家庭の良きイメージよりもこっちの方が現実に近い。2023/05/11

まゆまゆ

15
2020年の日本では独身の人が人口の約44%であり、いずれ50%になるソロ社会が到来する。地域、職場、家族とこれまでの日本を支えてきたコミュニティが崩壊しつつある中、ますます孤立する人が増えていく。これまでの少子化政策は単なる子育て支援策であり、出産適齢期の女性人口が減り続ける中でこれからもこどもの数は増えないだろう。2023/06/26

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