出版社内容情報
群れずに、つながるコミュニケーション術!
不安がちで群れたがり、
集団からはみ出す人を攻撃しがちなのは、
日本人の特性だからしかたない…
と諦めてはいませんか?
たしかに、我々は、中途半端に壊れた「世間」に残る強い同調圧力や、
枠組みを疑わせない教育、親から受け取る価値観の呪いに縛られ、
コミュニケーションに悩み、息苦しさからなかなか逃れられずにいます。
しかし、同調圧力の正体や扱い方を知り、コミュニケーションのトレーニングをすれば、
孤立するでもなく、群れるでもなく
自分が一番心地良い距離で、社会と関わることもできるのです。
脳科学界の中野信子氏と演劇界の鴻上尚史氏が、心地良く生きるためのコミュニケーションについて語りつくす痛快対談です。
息苦しさから抜け出すいくつかのヒント
●気持ちいい情報は大体間違いと思え
●完全な自立はない
●他人の知恵を使うトレーニングをする
●コミュニケーションが得意とは、仲良くすることではない
●親からの受け取った価値観の鎧は脱げる
●枠組みを疑わせない教育から抜け出す
●不都合なことを脳のせいにしない
●エンタメで人生の避難訓練をする
【編集担当からのおすすめ情報】
終末モノの映画で危機管理を学んだり、
戯曲を言葉のやりとりの手本にしたりと、
エンタメを捉え直すことで
コミュニケーションのトレーニングができます。
息苦しく感じることも、
視点をすこしずらすだけで、
苦しさが軽減されるかもしれません。
そんな人生を少し楽にしてくれるヒントが
たくさんつまっています。
内容説明
日本は、集団で作業するコメ作地域で、地震や台風などの災害も多い。そのため集団性を重視し「同調圧力」が強くなる傾向がある。現在も、多くの人が、同調圧力に悩み、枠組みを疑わせない教育や親から受け取る価値観の呪いに縛られ、息苦しさから逃れられずにいる。しかし、同調圧力の正体や扱い方を知り、コミュニケーションをトレーニングすれば、孤立するでもなく、群れるでもない自分が一番心地良い距離で、社会と関わることができるのだ。脳科学と演劇の垣根を越え、生き方をさぐる痛快対談。
目次
第1章 日本の「同調圧力」とコミュニケーション
第2章 ジェンダーの呪い
第3章 学校が作り出すぎこちないコミュニケーション
第4章 コミュニケーション力の上げ方
第5章 コミュニケーションを支える言葉と身体性
第6章 コミュニケーションとエンタメとアート
著者等紹介
鴻上尚史[コウカミショウジ]
1958年愛媛県生まれ。作家・演出家・映画監督。在学中に劇団「第三舞台」を旗揚げ。94年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞、2010年「グローブ・ジャングル」で読売文学賞戯曲・シナリオ賞受賞。人生相談の名手
中野信子[ナカノノブコ]
1975年東京都生まれ。脳科学者・医学博士・認知科学者。現在、脳や心理学をテーマに研究や執筆の活動を精力的に行っている。科学の視点から人間社会で起こりうる現象及び人物を読み解く語り口に定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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