出版社内容情報
IT社会の“タブー”に踏み込む!
自殺願望の書き込みは、公序良俗に反するのか――ある遺族から寄せられたメールをきっかけに、著者は“死への記述”が綴られた143のサイトを調査する。ネット上に蓄積された「苦悩のデジタル遺品」は、自殺の連鎖を招く単に“有害”なものなのか、それとも全く別の新しい価値があるのか。
膨大な記述を紐解き、投稿者や遺族など当事者たちの心情を追いながら、「ネットと自殺」という現代社会の難題に向き合った。
内容説明
自殺願望の書き込みは、公序良俗に反するのか―ある遺族から寄せられたメールをきっかけに、著者は“死への記述”が綴られた143のサイトを調査する。ネット上に蓄積された苦悩のデジタル遺品は、自殺の連鎖を招く単に“有害”なものなのか、それとも全く別の新しい価値があるのか。膨大な記述を紐解き、当事者たちの心情を追いながら、「ネットと自殺」という現代社会の難題に向き合った。
目次
第1章 自殺した人のアカウントは悪か?(ある遺族からのメール;「お願いだから家に帰りたい。」 ほか)
第2章 4種類の「死にたい」(道標となる線引きを探す;自殺に至るプロセス×4 ほか)
第3章 「死にたい」の魔力(143人の「死にたい」;自殺教唆とウェルテル効果 ほか)
第4章 「死にたい」の作用(パパゲーノ効果ではない何か;遺族から見た「魔法の笛と銀のすず」 ほか)
第5章 「死にたい」との向き合い方(SNSはいつでも消えゆく;ぼっちさんのその後 ほか)
著者等紹介
古田雄介[フルタユウスケ]
1977年、愛知県生まれ。名古屋工業大学工学部社会開発工学科卒業後、ゼネコンと葬儀社を経て雑誌記者に。2007年にフリーランスとなり、2010年から亡くなった人のサイトやデジタル遺品についての調査を始める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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