小学館新書<br> バチカン大使日記

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バチカン大使日記

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098254132
  • NDC分類 319.103
  • Cコード C0231

出版社内容情報

ビジネス界出身大使が見たカトリックの聖地

「日本経済の司令塔」経団連に身を置くこと半世紀。土光敏夫ら歴代会長に仕え、生え抜きトップとして事務総長まで務めあげた筆者は突如、世界13億の信徒を束ねるカトリックの総本山に民間大使として赴くことになった。

経団連とバチカン、対極に立った筆者ならではの日常の “気づき”は、資本主義の限界から現代日本の課題まで多岐に及ぶ。地道な人脈作りに始まり、あれよという間に教皇訪日を実現、そしてコロナ禍のなか帰国するまでの1500日。

<土光さんは「過去を振り返るな」「足跡を見るな」と繰り返しおっしゃっていた。それは私にとって座右の銘ともいえる。しかし、本書では、はじめて禁を破って在任1500日間弱のバチカン大使時代を振り返ろうと思う>(まえがき)

【編集担当からのおすすめ情報】
著者は、若くして経団連に入局し、土光敏夫、豊田章一郎、今井敬、奥田碩、御手洗冨士夫ら歴代会長に仕えました。税制にも精通し、1992年、米国上院財政委員会で日本の税制について証言したこともあります。そんな経済界のスペシャリストも、外交経験は皆無。大使に着任早々したことといえば、彼の地を守るスイス衛兵への挨拶回りだったと本書には綴られています。しかし、それが教皇訪日に向けた重要な足がかりとなるのは、本書を読んでのお楽しみ。経団連時代に「土光さんの雷が落ちない唯一の男」と称された著者の「独自外交」は、ビジネスパーソンの参考になるはずです。

内容説明

“日本経済の司令塔”経団連に身を置くこと半世紀。土光敏夫ら歴代会長に仕え、生え抜きトップとして事務総長まで務めあげた筆者は突如、世界13億の信徒を束ねるカトリックの総本山に民間大使として赴くことになった。経団連とバチカン、対極の組織で過ごした筆者ならではの“気づき”は、資本主義の限界から現代日本の課題まで多岐に及ぶ。地道な人脈作りに始まり、あれよという間に教皇訪日を実現、コロナ禍のなか帰国するまでの1500日。

目次

大使の一日
私的聖地ガイド
昭和天皇の写真
教皇から手渡された3冊
カトリックとの出会い
スイス衛兵への敬意
マザー・テレサ列聖式
日本のカトリック界への疑問
ビジネス界出身の大使として
世界の宗教指導者が集う
スポーツと信仰
日本バチカン国交樹立75周年
教皇フランシスコの訪日
聖職者による性的虐待
中国訪問という「夢」
土光敏夫会長の思い出
コロナとともに

著者等紹介

中村芳夫[ナカムラヨシオ]
1942年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、同大学院経済学研究科修士課程修了。68年経団連に入局し税制を担当。米ジョージタウン大学にフルブライト奨学生として派遣され同大学院博士課程修了。92年、米国上院財政委員会で日本の税制について証言。2010年経団連副会長・事務総長に就任。14年第2次安倍内閣・内閣官房参与(産業政策)に。16年駐バチカン大使(~20年)。教皇来日を実現(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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trazom

112
経団連の副会長・事務総長まで務められた著者が、駐バチカン大使に就任。カトリックの総本山を内部から見た記録は非常にユニークで、とても興味深く読んだ。4年間の在任中「教皇の訪日」「日本からの枢機卿選出」実現のための外交的な苦労がとてもよくわかる。プライドの高い教皇庁、官僚的な前例主義の外務省、過度に政治的な日本のカトリック中央協議会などの組織の壁と闘う著者の姿がある。ご自身がカトリックの信徒である著者が心から尊敬する教皇フランシスコ。新自由主義を「この経済は人を殺します」と評した教皇の思いを重く受け止めたい。2022/04/15

梅干を食べながら散歩をするのが好き「寝物語」

17
▼著者は経団連に勤務経験があるカトリック信徒。2016年から2020年まで在バチカン大使を経験した時の記録。教会関係者ゆえ教皇やバチカン政府関係者の言動の分析は的確。▼著者の夢である3つの事柄、教皇訪日、日本人枢機卿の誕生、日本バチカン国交樹立75周年事業を実現するまでの道のりが話題の中心。外交経験のない著者の誠実かつ賢明な取り組みが印象的。▼中国における司教叙階の権限の問題や、露わになった教会の諸問題についても触れている。▼2021年11月に出版された本なのでバチカンについて書かれた本としては最新刊だ。2021/12/25

わいほす(noririn_papa)

6
人の縁とは不思議なもので。私の勤務する団体に経済界の雄として就任された理事である著者が、バチカン大使として教皇フランシスコ訪日に尽力された方とは。その後のコロナ禍を思えば、奇跡としか思えないタイミングの訪日だった。家族で参加した東京ドームのミサでの子どもたちに向けたパパ様の圧倒的な笑顔の輝きを鮮烈に覚えている。バチカンでの日々、日本のカトリック界への疑問、そして現在のバチカンの抱える問題などが、ビジネスパーソンの鋭い視点でありながら謙虚にわかりやすく語られている。私はすごい人と仕事をしているのだなあ。2024/08/17

guanben

3
民間出身の元大使が在任中を振り返る。現ローマ教皇の発言や訪日の顛末が中心で、大使の日常をもう少し詳しく知りたかった。一方、外務省の前例主義や日本のカトリック協会の政治団体化に注文をつけたり、聖職者による性的虐待やバチカンと中国との関係等の政治問題に触れたりと読み応えあり。ちなみに、在バチカン日本大使館はローマにあります。2022/12/26

お抹茶

2
駐バチカン外交官が書いた本を読んだのは徳安茂『なぜローマ法王は世界を動かせるのか』以来だが,この本では教皇フランシスコの平和への想いや,教皇訪日を実現するための奮闘など,大使自身からみたバチカンをより鮮明に描いている。バチカンという特殊な国ではあるが,日本の存在感を高めるという大使の務めは他国とそう変わらない様子。教皇庁高官ばかりでなく,バチカンで働くスイス衛兵や店員も含めて交流を広げ,日本への支持を高めていく様子がわかる。教皇に対する著者の敬愛の念も,職務の原動力になっていたのではないかと感じる。 2023/03/02

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