出版社内容情報
「庶民宰相」の虚飾を暴く
「私は雪深い秋田の農家に生まれ、地縁、血縁のない横浜で、まさにゼロからのスタートで政治の世界に飛び込みました」ーー菅総理の所信表明演説は、「叩き上げ」「庶民派」という自らのイメージを最大限にアピールするものだった。しかし、『悪だくみ』『官邸官僚』などで知られるノンフィクション作家・森功氏の徹底取材により、そのイメージは虚飾に彩られたものであることが明らかになっていく。「父は秋田のいちご王」「裕福だった少年時代」「集団就職ではなく家出して東京へ」「大企業にすり寄った横浜市議時代」「ハマのドンとの蜜月」「出来レースだった総裁選」「新自由主義者とIT業者が糸を引く利益誘導型政治」……国家観なきまま最高権力者となった新総理の実態を丸裸にする。評伝『総理の影 菅義偉の正体』に総理誕生後の新章を大幅加筆のして新書化。
【編集担当からのおすすめ情報】
菅氏にまつわる書籍は、本人が書いたものか、本人を持ち上げるもの以外見当たりません。本書は、菅氏本人に取材しながら、政治家としての負の側面にも目を向け、その人物像を明らかにしようとした唯一無二の評伝です。
内容説明
「私は雪深い秋田の農家に生まれ、地縁、血縁のない横浜で、まさにゼロからのスタートで政治の世界に飛び込みました」―菅総理の所信表明演説は、「叩き上げ」「庶民派」という自らのイメージを最大限にアピールするものだった。が、果たしてそれは本当の姿だろうか。「父は秋田のいちご王」「裕福だった少年時代」「家出同然に東京へ」「大企業にすり寄り政治家に」「ハマのドンとの蜜月」「出来レースだった総裁選」「改革に見せかけた利益誘導型政治」…国家観なきまま最高権力者となった新総理の実態を丸裸にする。
目次
序章 居抜き乗っ取り内閣
第1章 菅一家の戦争体験
第2章 上野駅へ
第3章 港のキングメーカー
第4章 自民党の反乱分子
第5章 メディア支配
第6章 橋下徹の生みの親
第7章 出口の見えない沖縄
第8章 消えたカジノとUSJ
第9章 知られざる人脈とカネ
終章 偶人宰相を操る面々
著者等紹介
森功[モリイサオ]
1961年、福岡県生まれ。岡山大学文学部卒。新聞、出版社勤務を経て、ノンフィクション作家へ。2008年、2009年と二年連続で「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞」受賞。2018年『悪だくみ「加計学園」の悲願を叶えた総理の欺瞞』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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