出版社内容情報
ビジャレアルの育成改革に日本人女性の凄技
スペインのフットボールチーム「ビジャレアル」。
日本の至宝・久保健英が選び移籍したクラブであり、
Aクラスに君臨するクラブとして、人気が高い。
ビジャレアルのカンテラ(育成組織)はヨーロッパ及びスペインで
最も堅実な育成機関と評されている。
自前の下部組織からの選手が多勢いることからもわかる。
2014年から、チーム一丸、この育成・指導大改革に携わった著者。
彼女はスペインで初の日本人クラブ監督に就任した経歴もある。
★テーブルは丸テーブルに
★注意するときは「サンドイッチ話法」で
★「こうだよ!」を「どう思う?」の「問い言葉に」
★選手が選手を指導する「学び合い」作戦
★コーチ全員にビデオカメラ。指導法は客観視する、など。
サッカー(フットボール)の指導のみならず、
ビジネスの現場で若手を育成する際に、
学校教育の現場でも、
日常の家庭での教育にも、
置き換えてみれば取り入れ可能なメソッドが多い。
「教えない」ことで「学びの意欲が増す、成長する」。
そのヒントが満載の書である。
【編集担当からのおすすめ情報】
小言を言いたくなったとき、
早速、このビジャレアル・メソッド、実践してみました。
相手も聞く耳を持ってくれた(ような)・・・。
何より、小言を伝えた側にありがちな、
こちらがいやな気持ちになる、ということがなかったのが、
大きな収穫。
今日から、今から使える! 実感できます。
内容説明
欧州及びスペインで最も堅実なカンテラ(育成組織)を持つと評価されるビジャレアル。2014年から人格形成に軸足を置いた指導を追求したコーチ120人のひとりが著者である。カメラとピンマイクを装着、指導をビデオ撮影し、改革を進めてきた。教えずして人を伸ばす方法とは?至宝・久保建英が選んだクラブによる世界最高品質の人材育成術。頑張らせることはできても、自分で考える力を育む文化が弱い日本のリーダーたちに贈るバイブル。
目次
序章 持続可能な人材育成を目指して
第1章 自分の言動に意識をもつ―reflection
第2章 「問い」を投げる―question
第3章 パフォーマンスを生む言葉を選ぶ―words
第4章 伸ばしたい相手を知る―knowing
第5章 丸テーブルに変える―equality
第6章 「教えないスキル」を磨く―centred
第7章 認知力を育てる―cognitive
終章 好きだからこそ本質を探究したい
著者等紹介
佐伯夕利子[サエキユリコ]
1973年、イランのテヘラン生まれ。03年スペインの男子リーグ3部で女性初の監督に就任。翌年よりアトレティコ・マドリード女子チーム監督や普及育成副部長等を務めた。07年、バレンシアCFでトップチームを司る強化執行部のセクレタリーに。08年ビジャレアルCFと契約、育成部でスペイン代表を育てる重要なポストを担う。10年からは女子部統括責任者兼トップ監督に就任するなどクラブをけん引。現Jリーグ常勤理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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