小学館新書<br> 日本史真髄

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小学館新書
日本史真髄

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098253180
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0221

出版社内容情報

逆説シリーズ著者が「日本史の極意」を公開

井沢元彦氏のライフワーク『逆説の日本史』は、シリーズ累計510万部を突破する歴史ノンフィクションの金字塔ともいうべきロングセラーです。最新刊『日本史真髄』は、これまで編年体で展開した「逆説」シリーズとはまったく視点を変えて、「ケガレ」「和」「怨霊」「言霊」「朱子学」「天皇」の6つのテーマで日本史全体を捉え直し、日本人の思考や行動を呪縛するものの正体を歴史的事件から読み解いていきます。
例えば、江戸時代の歴史は、朱子学が分かってないと理解できません。織田信長が明智光秀に殺された本能寺の変を目の当たりにした徳川家康は、主君への忠義を絶対とする朱子学を導入し幕府体制を盤石にしました。ところが、その朱子学のために尊皇論が起こり、二百七十年続いた幕府は倒されてしまう。なぜか。徳川家は「覇者」であって天皇家こそ真の「王者」とする朱子学の思想に武士達が目覚めたからです。この朱子学の影響は、士農工商という身分差別や幕末期の日本外交にまで悪影響を与えているのです。
井沢氏が三十年以上かけて体得した「日本史を理解する極意」をすべてさらけ出した「逆説史観」の真髄。この一冊で百冊分の教養が身につく決定版です。


【編集担当からのおすすめ情報】
本企画は、著者の井沢元彦氏が満を持して放つ「日本史の極意」です。『逆説の日本史』『逆説の世界史』シリーズをはじめ、三十年以上におよぶ執筆活動で体得した歴史の見方・考え方の「企業秘密」を初公開!!

新たなシリーズ「コミック版 逆説の日本史」と合わせてお読みください。シリーズ第1弾「戦国三英傑編」は全国書店にて大反響発売中です。電子書籍版ではオールカラーで読むことができます。

「コミック版 逆説の日本史」シリーズ第1弾「戦国三英傑編」と合わせてお読みください。

はじめに──「本当の日本史」を知るための六つのキーワード 3
ここがオカシイ日本史教育/なぜ天皇の代替わりごとに首都を移転したのか



第一章 ケガレ忌避信仰──平清盛「武士」政権の誕生と「部落差別」問題 15
「ケガレ」と「よごれ」は別のもの/清潔なのに何となく感じる「汚さ」/日本神話に見るケガレの根源/『古事記』に記された「禊」という方法/日本で最初に「火葬」にされた持統天皇/大和朝廷による軍備・警察の撤廃と「武士」の誕生/崇徳上皇の祟りが招いた平清盛の武士政権/「恨」の思想が朝鮮民族のエネルギー/いまだに続く「部落差別」問題/弥生人の縄文文化蔑視と天皇家の儀礼の相関

第二章 和の精神──聖徳太子「憲法十七条」と話し合い絶対主義 59
談合文化の源は「憲法十七条」/聖徳太子が「憲法十七条」で最も伝えたかったこと/「憲法十七条」が説く話し合い絶対主義/聖徳太子は仏教ではなく「話し合い教」の信者だった/話し合い絶対主義は日本独自の宗教/「国譲り神話」に見る「和」と「話し合い」のルーツ/明治新政府が「五箇条の誓文」に盛り込んだ思想/東久邇宮内閣「一億総懺悔」と昭和天皇の「戦争責任」追及/八百長会議で「朝倉攻め」を決めた織田信長

第三章 怨霊信仰──崇徳上皇の祟りを恐れた明治天皇の懺悔文 97
なぜ日本人は「和」にこだわるのか/日本一巨大な出雲大社に封じられた最初の怨霊オオクニヌシ/「徳」の字がついた六人の天皇への鎮魂/奈良の大仏建立は怨霊鎮魂が目的だった/なぜ桓武天皇は遷都し新たな仏教を求めたのか/藤原氏の他氏排斥が生んだ怨念の火種/鎮魂のために書かれた文学作品と六歌仙の謎/「学問の神様」菅原道真から始まった御霊信仰/なぜ紫式部はライバルが勝利する『源氏物語』を書けたのか/怨霊界の「スーパースター」崇徳天皇/琵琶法師が弾き語りで広めた鎮魂文学『平家物語』/日本で演劇の発達が著しく遅れた理由/今も続く皇室の白峯宮参拝

第四章 言霊信仰──邪馬台国の女王卑弥呼と「本名のタブー」 153
『万葉集』から読み解く「女性の名前」のタブー/西郷隆盛の本名は「隆永」だった!?/柿本人麻呂が詠んだ「言挙げせぬ国」の「忌み言葉」/中国との「戦争」を満州「事変」と言い換えた昭和初期/起きてほしくないことは契約書に書いてはいけない!?/平安時代の政治はなぜ「無責任」なのか/「言霊バイアス」によって真実が書けない日本の報道/なぜ太平洋戦争を止められなかったのか
第五章 朱子学という「宗教」──徳川家康の統治理念と倒幕運動の皮肉 193
日本人を蝕む「朱子学」という外来宗教/徳川家康に朱子学を導入させた本能寺の変/君主への「忠」より親への「孝」が優先/「孝」が行き過ぎると「公」が育たなくなる/家康が松平姓を「徳川」に変えた理由/なぜ朱子学を導入したのに倒幕運動が起きたのか/幕末の日本外交を遅らせた「貴穀賤金」思想/「通商」ではなく「和親」条約にこだわった幕府/貿易大国へのチャンスを逃した明時代の中国/霞が関に蔓延する「官尊民卑」のルーツ/従軍慰安婦問題も靖国神社問題も解決できない/高校の歴史教科書に見る朱子学的偏見

第六章 天皇と日本人──「アマテラスの末裔」が支配する国のルール 239
天皇家のルーツは「弥生人」なのか/天皇陵に墓誌が存在しない不思議/土地の私有化で天皇の権力を奪った藤原氏/嵯峨天皇vs藤原良房「天皇の血統」を巡る攻防/「荘園」という藤原氏の脱税システムと天皇家の財政破綻/藤原氏に逆襲するために考えられた「院政」/源頼朝が固執した征夷大将軍の特権/なぜ武士は天皇家を滅ぼさなかったのか/織田信長は「天皇を超える神」を目指した/天皇の権威を超越する「話し合い絶対主義」



おわりに──日本史の醍醐味を知る「基本中の基本」 279
<言霊の国>で起こった「座頭市」放送自粛/宗教が分からない史料絶対主義の大御所


井沢 元彦[イザワ モトヒコ]
著・文・その他

内容説明

西郷隆盛の本名は隆永!?江戸幕府崩壊の原因は家康にあった!?信長が天皇を超えるために取った戦略とは?なぜ平氏政権絶頂期に『源氏物語』を書けたのか?邪馬台国の女王は「卑弥呼」ではない!?「ケガレ」「和」「怨霊」「言霊」「朱子学」「天皇」の6つの逆説史観で2500年史を読み解くと、教科書では学べなかった“本当の日本史”を知ることができる。超ベストセラー『逆説の日本史』の著者が、30年以上に及ぶ執筆活動で体得した「極意」を初公開。この1冊で100冊分の教養が身につく決定版です!!

目次

はじめに―「本当の日本史」を知るための六つのキーワード
第1章 ケガレ忌避信仰―平清盛「武士」政権の誕生と「部落差別」問題
第2章 「和」の精神―聖徳太子「憲法十七条」と「話し合い絶対主義」
第3章 怨霊信仰―崇徳上皇の祟りを恐れた明治天皇の懺悔文
第4章 言霊信仰―邪馬台国の女王卑弥呼と「本名のタブー」
第5章 朱子学という「宗教」―徳川家康の統治理念と倒幕運動の皮肉
第6章 天皇と日本人―「アマテラスの末裔」が支配する国のルール
おわりに―日本史の醍醐味を知る「基本中の基本」

著者等紹介

井沢元彦[イザワモトヒコ]
作家。1954年2月、愛知県名古屋市生まれ。早稲田大学法学部を卒業後、TBSに入社。報道局社会部の記者だった80年に、『猿丸幻視行』で第26回江戸川乱歩賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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kawa

43
井沢史観に基づく日本史入門編。非常に興味深くエキサイテイング。ケガレ忌避信仰、「和」の信念、怨霊信仰、言霊信仰、朱子学信仰、天皇を宗教的概念ととらえ日本史を分析する。曰く、日本人の危機管理べたは起こって欲しくないことを「言わない・考えない」言霊信仰が原因。先の大戦時「アメリカと戦えば負ける」発言が「負けることを望んでいる非国民」と非難されたこと、平安時代の天皇家や貴族が優れた和歌を詠むことが大切な政務だったことも同じ意見。(コメントへ)2020/03/01

ミエル

37
前半は既得の知識が多かったが、言霊信仰、朱子学の章が特に興味深い。まず、目から鱗だらけだった朱子学について。その成り立ち、基本理念をまとめてくれたおかげで、いまだにこの思想に洗脳されている隣国と日本の見解の相違も非常にわかりやすかった。朱子学では過去の罪が謝罪程度ではリセットされない。そして彼らは、朱子学に基づく共通認識を現代においても日本にも求める。相手を知れば打開策が見つかる、こんな能天気な理論は通用しないし、永遠に解決する訳がない。オカルト日本史について学ぶつもりが角度の違った知識を得られ楽しめた。2024/07/21

樋口佳之

36
俗流歴史本ってどんなものなのかと読みましたが…。うー。/儒教の身分制度「士農工商」に由来する。士農工商は、日本でも江戸時代に導入された職業に基づく儒教の身分制度/うー。これは端的に古い。/発言が元で、山本五十六は「日本の負けを願うなど軍人の風上にも置けない」と、命を狙われる。結果的に、山本は次官から連合艦隊司令長官に左遷され…/左遷なの?職制上はどうあれ、機動攻撃の採用は従来の海軍の構想ひっくり返す山本のイニシアチブだというのが通説では。/何度も歴史学者および歴史教科書への非難を繰り返されて閉口でした。2020/08/16

yamatoshiuruhashi

29
著者の「逆説の日本史」シリーズを読んでいれば新しいことは特別にはない。同シリーズはこの著者の理論を細かに検証しつつ、その時代時代を考証しているのに等しい。が、著者の考える日本史の背景をバックボーンとして捉えるために、その根幹を理解する上では非常にわかりやすい一書である。その意味でまさに「日本史真髄」である。ちなみに私は著者の言うことに「成程、成程」と思うが、これに反論するほどの歴史学的素養はない。2018/10/16

こも 旧柏バカ一代

27
今朝YouTubeで、この本の著者井沢さんが、コロナウィルスへの対応が後手後手に回るのは日本人の言霊信仰によるものだと云うので、彼の著作に手を出してみた。そして思った、言えてるかも知れない。大本営発表でも負けたとは絶対に言わない、首都を空襲されても陛下が決断しなかったら降伏しなかった。何故そんな事をするのか「現実に起こっていても、言わなければ現実では無いと思い込める。」コレが根底にあった。そして今のコロナウィルスの最大の危機パンデミックによる大量死を政治家、官僚、メディアは絶対に言わない。2020/03/01

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