小学館新書<br> 元検事が明かす「口の割らせ方」

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小学館新書
元検事が明かす「口の割らせ方」

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098252657
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0295

出版社内容情報

元検事が教える、人の本音の引き出し方

パートナーに浮気の疑惑、最近部下が出してくる領収書が怪しい、子どもにいじめ被害の兆候が…。人の本音を引き出したいとき、プロはどう聞き、話すのか。
元・検事が徹底的に解説します。
検事の対話の相手は事件の被疑者。本音を語れば長い懲役刑かもしれない被疑者たちとの対話はまさに真剣勝負となります。
テレビドラマにあるような「大声で問い詰める」「嘘を話したら怒鳴りつける」などは大間違い。
「嘘や作り話はとことん語らせる」「被疑者に教えを乞う」「自身の『悪』を語って、誘い水にする」といった、驚きの対話術を明らかにします。
ヤクザ、詐欺師から政治家、警察官まで、あらゆる”強者”に口を割らせた方法を豊富なエピソードと共に紹介します。

【編集担当からのおすすめ情報】
テレビのワイドショーなどでコメンテーターを務める大澤先生は、「口を割らせる」達人ですが、人をやる気にさせる名人でもあります。司法試験を目指す大学の後輩をその気にさせて、1,2年で司法試験に合格させたり、無報酬の委員会の仕事に他の弁護士をまきこんだり。いかに説得し、その気にさせたのか。そのあたりもぜひ本書でご確認ください。

大澤 孝征[オオサワ タカユキ]

内容説明

パートナーに浮気の疑惑、部下が心を病んでいそう、子どもの気持ちがわからない…。人の本音を聞き出したいとき、プロはどう聞いて、話すのか。元検事で弁護士経験の長い著者が徹底解説。「大声で問いつめる」なんて大間違い。あるときは被疑者に教えを乞い、あるときは正義感に訴え、あるときは相手の話したことを利用する。ヤクザ、詐欺師から政治家、警察官まで、あらゆる“強者”に「口を割らせた」方法をエピソードと共にはじめて公開する。

目次

序章 人はなぜ本音を明かさないのか
第1章 本音をしゃべらせる
第2章 何を話すべきか
第3章 どう話を聞くべきか
第4章 人を見抜く
第5章 相手を追いつめる
第6章 心を動かす
第7章 実践編 相手の本心を知るためのQ&A

著者等紹介

大澤孝征[オオサワタカユキ]
1945年、神奈川県生まれ。69年、早稲田大学法学部卒業。同年9月、司法試験合格。72年、検事任官。東京、宮崎、横浜地検検事を歴任。79年、検事を退官し弁護士登録。大澤孝征法律事務所を設立。少年犯罪事件や家事事件などに精力的に取り組み、犯罪被害者保護をライフワークとする。テレビのワイドショーにコメンテーターとして多数出演(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Twakiz

30
検事を経て弁護士をされている先生の至言.脅したり説教したりではなく,相手に真摯に対峙する,気にかけることから.「髪型変えた?」の一言で女性被疑者に自白させてしまったのは,すごいですね.「正論で説教してしまうと心を開いてもらえない」にとてもとても賛同かつ共感かつ反省.自分もついつい「正論」でこうしたらいいでしょ,こうすべきでしょ,だってこうだからそこは仕方ないでしょ,という語りになっていろいろな人をげんなりさせている.反省,反省.最後は,スキルより人間力ですよね..2017/05/17

Twakiz

26
元検事,弁護士の先生の「他人に本音や真実を語ってもらうには」の視点の本.ふむふむ,,やはり相手をよく観察したり否定せずに話を聞くことなどだな・・と思って読了したらなんと5年前に読んでて再読だったことを読メで知る.記憶力が落ちたのか,何度も読めてハッピーなのか.2022/04/10

mintia

7
知らない世界のことが詳しく書いてあって、大変ためになった。口の割らせ方が身につくかどうかは、少し難しいかな。2018/01/23

茶幸才斎

5
得てして黙秘や嘘によって自分への不利益を避けようと頑張る犯罪の被疑者を相手に、検事として、いかにして本当のことをしゃべらせるか、話し方や聞き方、観察による手掛かりのつかみ方、諦め観念させる方法など、自らの体験談を交えて解説している本。怒鳴るとか理詰めとかではなく、基本的には相手の信頼を得て話す気にさせるのがミソらしい。全く見ず知らずの被疑者との間で、短期間のうちに信頼関係を築く能力を持つ検事という職業は、恐るべき(?)コミュニケーションのプロだと云える。きっと家庭も円満に違いない。うらやましいことである。2016/12/08

ゆきんこ

4
著者が口を割らせる時に、真摯に情熱、熱意を持って接しているのがよく感じられた。被疑者と言えどもその将来のことも 考えた上での対応の仕方で、心を動かされ本音を話したくなるのだろう。相手をあまり追い込みすぎないこともいいのだと思う。そして相手の話をよく聞くことが大切である。この本は検事の被疑者に対する接し方から、実生活の人との接し方にすり替えて考えることができる。自分自身が人に接するときにも役に立ちそうな本であった。最後の章には著者が受けた人生相談もいくつか紹介されていて、彼なりの答えが出されていた。 2017/04/06

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