小学館新書<br> 貧困女子のリアル

電子版価格
¥814
  • 電書あり

小学館新書
貧困女子のリアル

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 190p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098252633
  • NDC分類 367.21
  • Cコード C0295

出版社内容情報

なぜ、こんなに辛いの? 30代女子の本音

社会的に注目されている貧困女子はシングルマザーなどが多かったが、ここにきて、短大や大学を卒業した30代女性たちが貧困状態に陥っていることが表面化してきた。街金での借金、親からのDV、男性への依存など、悲惨な現状はネットや雑誌でも話題になり、反響は大きい。学歴があるのに、なぜお金に困るのか、なぜ人生を捨てたような日常になってしまうのか。親や上司の世代には理解しがたい驚くべき現実、そして意外と共感できるという同世代の女性たち。社会問題としての貧困女子を浮き彫りにする。


【編集担当からのおすすめ情報】
DIME増刊『Suits WOMAN』のサイトで大反響を巻き起こした「貧困女子」を、追加取材でさらに深掘り。

沢木 文[サワキ アヤ]
著・文・その他

内容説明

社会的に注目されている貧困女子はシングルマザーなどが多かったが、ここにきて、短大や大学を卒業した30代女性たちが貧困状態に陥っていることが表面化してきた。街金での借金、親からのDV、男性への依存など、悲惨な現状はネットや雑誌でも話題になり、反響は大きい。学歴があるのに、なぜお金に困るのか、なぜ人生を捨てたような日常になってしまうのか。親や上司の世代には理解しがたい驚くべき現実。そして意外に共感できるという同世代の女性たち。社会問題としての貧困女子を浮き彫りにする。

目次

第1章 親との問題―支配を愛情と思い込んだ結果は
第2章 見栄―無自覚に消費してしまう浪費女子
第3章 借金―人間関係を維持するための借金
第4章 強いコンプレックス―男性依存、恋愛依存
第5章 学歴―学歴と貧困との関係は?
第6章 ワーキングプア―苦労が癖になる人たち

著者等紹介

沢木文[サワキアヤ]
1976年、東京都足立区生まれ。大学在学中よりメンズファッション誌の編集に携わる。以降、『プチセブン』『PS』『VoCE』『Grazia』『Suits』などの女性誌でフリーランスの編集者として活動。“自立と自由”をテーマに、恋愛、結婚・出産、人間関係など、女性から注目される特集記事を多数手がけている。人物取材に定評があり、今までにインタビューした著名人は200人を超える(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yomineko@猫と共に生きる

67
この本の中に登場する女性たちは、いわゆる低所得者ではなくむしろ、月収手取り20万円台中盤~後半で一見、貧困とは関係ない収入に思える。が、交際費に月7万円も使っていたり、借金が数百万円もあるのに血統書付きの高いトイプードルを買ってみたり・・・身の丈に合った生活をしていないが故の貧困女性の方が多かった。きちんとすればやっていけるのに、勿体ない。2021/02/10

おいしゃん

60
貧困の定義は難しい。だから本書に出てくる女性の中には、一見貧困には思えない、一般的な生活を送る女性の方が多い。しかしインタビューを通して、隠れ貧困の恐ろしさがあぶり出される。あとがきにもある通り、あとは彼女らが、どうセイフティネットを活用するか、いかにして活用する気になるか、が問題か。2016/12/23

ゆか

47
収入があるにもかかわらず、貯蓄できない人達。子供に収入の何パーセントは貯蓄するんだよと教えねばと思いました。何か満たされないものを抱えて生きており、それが消費や万引きなどにつながるのも怖いです。2016/05/12

おかむら

41
30代の大卒女子で一見普通に収入得てても実は貧困状態な人たちのルポ。ただし全員東京の人に聞いてるため地方のリアルとは感覚的にだいぶ異なるぞ。就職氷河期世代なことを差し引いても、見栄っ張りによる借金苦な事例も多く、キミたち「火車」や「紙の月」を読んどきなと言いたい。中学校で仕事と金と人生設計を学ぶカリキュラムが必要だな。あと困った時のセーフティネットの事なども。職場体験とかはほぼ将来役にたたんと思うよ。そうじゃなきゃゲームで超リアル人生シュミレーション作るとか(これあったらやりたいわ)。2016/07/14

さくらっこ

37
現代の貧困は、単にお金がないとか仕事がないとかの単純な理由だけではない。人並みの学歴と能力がありながら、毒親にたかられたり、SNS映えを狙って見栄を張ったり、夢を追うあまりに長年フリーターを続けた結果でもある。また人生一発逆転を狙って、エステや自己開発セミナーに多額を投じる話も印象に残った。これって結局自分軸をしっかりと持たないからではないのか。毒親からは離れる、見栄張り合戦からは退避する、過度の付き合いは断る。こうして自分を守ることが貧困に陥らない第一歩だと感じた。年末に気が引き締まる1冊だった。2023/12/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10228627
  • ご注意事項