小学館新書<br> PTA、やらなきゃダメですか?

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小学館新書
PTA、やらなきゃダメですか?

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098252558
  • NDC分類 374.6
  • Cコード C0237

出版社内容情報

こんな組織、もういらない!

「自動的に加入させられた」「会費を強制徴収された」「子どもの在学中に、一度は役員か委員をやらなければならないと言われた」――まるでブラック組織並みの強権集団に成り下がっているPTA。そのすべての原因は、PTAに参加することが義務であるかのように思われていることにある。
しかし本来、PTAはボーイスカウトなどと同じ任意団体で、加入しなくてもいいし、役員を押しつけられるいわれもない。ただ、PTAを牛耳っている人たちにも悪意はなく、前例を後生大事に守っているだけなのだ。
こうしたPTAの“常識”から自由になれば、生徒にとっても保護者にとっても学校は楽しいところになる。“経営学の父”ドラッカーのビジネス書『マネジメント』にヒントを得て、小学校のPTAから役員会や委員会をなくし、完全ボランティアでの運営を実現させてメディアからも注目を集めている山本浩資氏が、そのポイントと“脱PTAのススメ”を説く。

【編集担当からのおすすめ情報】
PTA活動の経験もないのに、いきなり「会長」を押しつけられた山本さんは、“PTAの常識”に染まってしまったベテラン役員たちとは違い、素人ならではの感覚で、次々に改革を断行していきます。その指針となったのがドラッカーの『マネジメント』。大ヒットした『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』になぞらえて、「もしドラPTA」を掲げてPTA役員や一般会員たちの意識改革をしていくのです。
PTAを“苦痛なもの”から“楽しいもの”に変えた山本さんのアプローチは、現在PTAにかかわっている人に大いに参考になるでしょう。

内容説明

子どもを持つ人にとって、悩ましいのがPTA問題。「役員を押しつけられた」「委員を断ると仲間はずれにされた」「“お手伝い”を強要された」などトラブルは少なくない。その最大の元凶は、PTAへの加入や行事への参加が「義務」だと思われていることにある。これに対して、とある公立小学校のPTAから「役員会」や「委員会」をなくし、地域と協力しつつ「完全ボランティア」による運営を実現させた山本浩資氏が、PTA活動を楽に、楽しくするポイントを説く。

目次

第1章 限りなく“ブラック”に近い組織
第2章 PTAにとって「顧客」とは誰だろう
第3章 子どもに笑顔を!大人に感動を!
第4章 目指せ「世界標準のPTA」
第5章 完全ボランティア制、始動
第6章 PTA会長は「何様」なのか

著者等紹介

山本浩資[ヤマモトコウスケ]
1975年、京都府生まれ。同志社大学卒業後、毎日新聞社入社。横浜支局、東京社会部、サンデー毎日で事件・事故、政局取材に携わる。2010年から3年間はBS11で報道番組のプロデューサーとキャスターを経験。2013年に東京社会部に戻り、サッカーワールドカップやオリンピックなどのスポーツ取材にかかわっている。2012年からの3年間、東京都内の公立小学校でPTO団長(PTA会長)として、PTA改革に取り組んだ。地域でのボランティア活動をライフワークにしており、現在は町会の理事を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たまきら

34
夫が楽しそうに読んでいます。今年、PTA役員になった夫。色々不満を抱えて会合から帰ってきますが、解決案を模索中なようです。少しは役に立ったかな。2021/06/08

Nobuko Hashimoto

22
新年度、小中学生の子どもを持つ親の悩みといえばこれ。PTAの役員選出。いかに逃れるか、あるいはどのタイミングで引き受けておくか。著者の山本さんは小学校のPTAを3年かけて自由参加のボランティア組織に改編した。組織はどうせ変わらない、言っても反対にあうからと私たちは「我慢」しがちだが、それは変えようとしないという行動を選択しているとも言える。言っても変わらないかもしれないけれど、言わなきゃ変わらない。組織改革や課題解決のヒントとパワーを与えてくれる一冊。2016/05/02

majiro

14
ボランティアなのに、ボランティアであるという意識の欠如!これはいいこと聞いちゃったなあ。2019/03/14

てくてく

13
PTA会長を引き受けることになった父親が、新聞記者であることの経験を生かして、というよりは、当時流行っていたドラッガーの主張をアレンジして改革を行ったという話。PTAの任意性をきちんと守ること、今に合わない行事を守る必要はないこと、事情があってPTAに参加できない親がいてもいいじゃないか、参加する人の負担になるようなことは避けること、といった感じに改革を行っていく様がなかなか爽快だった。ポイントは、これが父親でではなく母親だったら向き合わなければならない問題がもっと増えるような印象がぬぐえない点。2018/08/14

はる

12
「政治学者、PTA会長になる」が面白かったので、その中で紹介されていたこちらを。膨大な引き継ぎを前に、自分が役員になった一年は穏便に過ごしたいことを願う心理は想像に難くない。そもそも次の人が困らないようあるための引き継ぎのはずだが、勝手に省くと自らが責められるのではと恐怖感もありどんどん長くなってしまうのではなかろうか。長年続いてきたことをやめるのは勇気もいるが、方々への調整も必至。こういうPTA改革が広く知られることで、次なる改革も起こりやすくなってほしい。2022/10/31

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