小学館新書<br> 忖度バカ

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小学館新書
忖度バカ

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098252329
  • NDC分類 304
  • Cコード C0211

出版社内容情報

日本社会に深く巣食う「空気」の正体

今年の流行語大賞の有力候補のひとつである「忖度」。安倍晋三首相の森友・加計学園問題に端を発し、急速に広まった言葉だが、これは流行語には終わらない、日本社会に深く巣食う病理を表わす言葉でもある。
ここでクローズアップされた官僚や政治家の忖度は「先回りの服従」というべきものだが、一強が、同じ意見の人をお友達にしたり、寵愛したりすればするほど、周囲の忖度は過剰になっていく。
その体質は、相手がお殿様であり、天皇であり、米国であり、社長であり、時代が変わって相手が変わっても、我々の国に根深く潜んでいる。政治の場のみならず、会社や学校、また、医療の現場など、様々な場で「忖度バカ」が生まれ、忖度疲労を起こしているのだ。
森友・加計学園問題で忖度してきた人たちは、「記憶にない」「記録がない」とシラを切ることで忠誠心を示そうとしたのだろうが、雲行きが悪くなれば、あっという間にトカゲのしっぽ切り。忖度バカの末路は哀れである。
病的な忖度はなぜ生まれるのか。
では、そうならないためにはどうしたらいいのか。
様々な「忖度」のパターンを検証し、その「空気」に負けない生き方を提唱する。

【編集担当からのおすすめ情報】
「忖度」をキーワードに“カマタ節”炸裂。
岐路に立つ我々が今こそ目指すべき生き方を提唱します。

はじめに……3
序章 忖度という病が警告するもの……9
第1章 しがみつき、足を引っ張り合う忖度地獄……29
第2章 人間は、忖度しながら成長する……67
第3章 自分の生き方は、他人に忖度させない……91
第4章 戦争と原発と空気……133
第5章 支配されない生き方……173
おわりに……218

鎌田 實[カマタ ミノル]
著・文・その他

内容説明

森友・加計問題に端を発し、急速に広まった「忖度」という言葉。これは流行語には終わらない、日本社会に深く巣食う病理を表わす言葉でもある。ここでクローズアップされた官僚や政治家の忖度は「先回りの服従」というべきものだが、政治の場のみならず、会社や学校など様々な場で「忖度バカ」が生まれ、忖度疲労を起こしている。病的な忖度はなぜ生まれるのか。様々なパターンを検証し、日本に蔓延する「暗黙の空気」の正体を解き明かす。

目次

序章 忖度という病が警告するもの
第1章 しがみつき、足を引っ張り合う忖度地獄
第2章 人間は、忖度しながら成長する
第3章 自分の生き方は、他人に忖度させない
第4章 戦争と原発と空気
第5章 支配されない生き方

著者等紹介

鎌田實[カマタミノル]
1948年、東京生まれ。東京医科歯科大学医学部卒。74年、長野県諏訪中央病院に赴任。現在、同病院名誉院長。一貫して「住民と共に作る医療」を実践。チェルノブイリの子どもたちや福島原発事故被災者たちへの医療支援などにも取り組んでいる。2000年、『がんばらない』(集英社)がベストセラーに。09年、ベスト・ファーザー・イエローリボン賞(学術・文化部門)、11年、日本放送協会放送文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

とよぽん

29
久しぶりに鎌田先生の著書を読んだ。いろいろな現象から、今の日本の馬鹿げた忖度社会を斬っている。鎌田先生は、単刀直入、本音をズバッと文章にされるので、痛快だ。チェルノブイリの原発事故に関して、ベラルーシのノーベル文学賞作家スヴェトラーナさんとの意見交換を書いた章がよかった。福島の子供たちの甲状腺がん検査は、継続していかなければならないことがよく分かった。2018/12/23

けんとまん1007

27
いきなり表に出てしまった言葉の一つが忖度。しかも、本来の意味とは違う使い方をされてしまっている。そんな忖度病が蔓延している、今のこの国。わかっていても、建前、現状を第一とすることにつながってもいる。もちろん、そうでない人たち・場面もあるが、何となく真因に向かおうということが減ってきている。それだけ、今のこの国は、余裕がないのだろうとも思う。あとは、目の前だけさえよければということもあるのかと。2019/02/07

チャー

12
医師である著者が忖度という視点から現代社会の物事を綴った本。少し前に流行した言葉だが内容は今でも通ずる部分も少なくない。生まれた時から忖度を始めるという視点は印象的であった。他人との関係性を構築するステップとしてまず最初に家族があるが、両親の表情を見て反応を決めるという指摘は確かにある意味忖度かと感じた。一方で、他人の気持ちを理解しようとする共感との境目についての視点も興味深い。行き過ぎた共感に誤った見返りへの期待、あるいは都度生じる同調圧力やパワーバランスなども影響するようだ。2022/11/07

鉄骨構造

11
鎌田先生といえば、僕が初めて社会に出てしばらくひどくつらかったときに『◯に近い△を生きる』という本で勇気づけられたことを思い出す。「正解」は一つではない。「別解」を見つけていこう。このメッセージに当時、はっとさせられた。いわゆる正解至上主義に縛られていたんだなあ。教育の問題か?それもあるかもしれないが、冷静に振り返れば、 何でもかんでもに「正解」を求め、一辺倒にしかものを考えられなかった俺がバカだったってこともあるだろう。2018/03/12

Satoshi

6
昨年の流行語の忖度の馬鹿馬鹿しさについて、書いたものかと思い、期待せずに読んだが、忖度により真実を歪められた事件についての記載もあったので、退屈せずに読めた。2018/01/07

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