出版社内容情報
奇跡のスタンダードはこうして誕生した!
直近では歌手活動を再開した薬師丸ひろ子がカヴァーして話題となった「黄昏のビギン」。1959年に映画の挿入歌としてワンコーラスだけ作られたこの曲は、当時の人気歌手・水原弘のレコードB面となって命を吹き込まれ、その後32年の時を経て歌手・ちあきなおみがレパートリーに加えたことで再発見されました。
さらにCM等で使用されるうちに人々の耳朶に届き、アン・サリー、石川さゆり、稲垣潤一、岩崎宏美、小野リサ、木村充揮、さだまさし、中森明菜・・・・・・と個性も実力もあるシンガーたちにカヴァーされて、日本のスタンダードとして定着しました。
この軌跡を克明に追いかけ、なぜこの曲が人々に愛されるに至ったかを解明し、日本人の心性に迫るノンフィクションです。
【編集担当からのおすすめ情報】
音楽業界誌『ミュージック・ラボ』を経て、甲斐バンドのマネージメントからキャリアをスタートさせて、THE BOOM、喜納昌吉、中村一義、小野リサ、由紀さおりなど、多くのアーティストの作品でプロデュースに携わってきた著者だからこそ書けるノンフィクションです。
佐藤 剛[サトウ ゴウ]
著・文・その他
内容説明
「黄昏のビギン」は映画用にワンコーラスだけ作られた曲だったが、一九五九年に水原弘のレコードのB面となって命を吹き込まれ、それから三十年という時を経て、ちあきなおみが歌ったことで再発見された。さらにCM等に使われるうちに人々の耳朶に響き、多くの実力派歌手がカヴァーする日本のスタンダードナンバーとして定着した。なぜこの曲が多くの人々に愛されて、時とともに成長を遂げてきたのか、その軌跡を克明に追う音楽ノンフィクション。
目次
第1章 ちあきなおみの「黄昏のビギン」(流行歌をスタンダードとしてよみがえらせる試み;『すたんだーど・なんばー』に込められた思い ほか)
第2章 中村八大という音楽家(異国情緒ある青島で生まれ育った少年;スタンダードとの出会いは映画音楽 ほか)
第3章 ソングライター、六・八コンビ(ひと晩で作られた歌は十曲;発売中止のレコードから復活した「黒い花びら」 ほか)
第4章 究極のジャパニーズ・スタンダードの誕生(「実はあの歌、八大さんがつくったんです、詞も曲も」;日劇で歌い継がれてきたジャズ・スタンダード ほか)
第5章 イメージの原点にあった風景と音楽(流しも歌うほど有名な曲;ちびっ子歌手からスターになった三人の少女たち ほか)
著者等紹介
佐藤剛[サトウゴウ]
1952年岩手県盛岡市生まれ。プロデューサー・作家。明治大学を卒業後、音楽業界誌『ミュージック・ラボ』に入社。その後は数多くのアーティストのマネージメント及びプロデュース、コンサート制作に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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fwhd8325
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駄目男
tkm66