小学館101新書<br> 命の格差は止められるか―ハーバード日本人教授の、世界が注目する授業

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小学館101新書
命の格差は止められるか―ハーバード日本人教授の、世界が注目する授業

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784098251742
  • NDC分類 498
  • Cコード C0295

出版社内容情報

格差は、負け組も勝ち組も寿命を縮める

ハーバードで世界が熱い視線を送る授業がある。日本人教授イチロー・カワチによる健康格差論の授業だ。先進国の中で寿命が短いアメリカと、世界トップ級の日本。この違いは格差にあった。今、格差の広がりとともに日本の長寿は危機に瀕している。格差はストレスを生み、信頼や絆を損ね、寿命を縮める。人々の命を守るには、日本の長寿を支えてきた、格差が少ない結束の強い社会を守るべき――所得、教育、労働、人間関係…あらゆる側面から格差を分析、新たな長寿への可能性を探る。



【編集担当からのおすすめ情報】
すらりとした長身、飾らない温かな人柄でハーバードの生徒から絶大な人気を誇るイチロー・カワチ教授。ハーバード公衆衛生大学院において、日本人では初の学部長に就任しています。カワチ氏の最先端の「社会疫学」の授業は、とてもわかりやすく示唆に富むものばかり。例えば、「高所得者ほど喫煙率が低い」「お見舞いに来る人が多いほど回復が早い」「結婚すると野菜摂取量が増える」などちょっとドキッとする調査研究が紹介されています。また、2013年12月からは、東日本大震災の被災地で被災者(主に高齢者)の調査を行う予定となっています。地域の絆がどのように健康に影響するのか、復興が進んでいる地域とそうでない地域では何が違うのかなどを調査。今後、ますます注目を集めるカワチ氏の「健康格差論」に是非ふれてみてください。

内容説明

ハーバードで世界が熱い視線を送る授業がある。日本人教授イチロー・カワチによる健康格差論の授業だ。先進国の中で寿命が短いアメリカと、世界トップ級の日本。この違いは格差にあった。今、格差の広がりとともに日本の長寿は危機に瀕している。格差はストレスを生み、信頼や絆を損ね、寿命を縮める。人々の命を守るには、日本の長寿を支えてきた、格差が少ない結束の強い社会を守るべき―所得、教育、労働、人間関係…あらゆる側面から格差を分析、新たな長寿への可能性を探る。

目次

第1章 日本人はなぜ長寿なのか
第2章 経済格差が不健康の源
第3章 格差是正のターニングポイント―教育と仕事と健康の関係
第4章 健康に欠かせない「人間関係」の話
第5章 社会全体の健康はこうして守る
第6章 果たして、人の行動は変わるのか

著者等紹介

カワチイチロー[カワチイチロー]
ハーバード大学公衆衛生大学院社会行動科学学部学部長・教授。1961年東京生まれ。12歳で父親の仕事によりニュージーランドに移住。オタゴ大学医学部卒業後、同大学で博士号を取得。内科医として同国で診療に従事。1992年にハーバード大学公衆衛生大学院に着任。2008年に現在の役職に就任し現在に至る。米国科学アカデミー(NAS)に属するアメリカ医学研究所(IOM)のメンバーに選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

216
ハーバード大学院教授による、パブリックヘルスの101(基礎講座)とも言うべき1冊。なんとなくそうなんだろう、と感じていたことを、文章にしてもらった小気味よさ、と言うか。「健康は子供のころに教育できる」には激しく同意。ありがちな日本礼賛で〆られているのはご愛嬌だが、小さなお子さんのいる方、必読かと思います。2016/12/31

あすなろ

78
物事は全て、上流から下流に至る流れがある。その観点からスピンアウトし、ソーシャルキャピタルという流れ方にて考えられ、そのソーシャルキャピタルが健康に与えている影響をパブリックヘルス・社会疫学として著述した本。近視眼的な健康や教育等の切り取り情報でなく、こうした統合的な流れの勉強ももっと我々は必要ではないか。読友さんに教えて頂いた本だが、頭の整理に役立ち、ライフを思わず見直したくなる本。2017/01/29

どんぐり

70
経済的収入や学歴、職業による社会格差が健康格差を生み、様々な形で健康に影響を及ぼしている。著者は社会疫学の立場から、この健康格差の是正には、責任を個人に求めるのではなく、社会全体をよりよくするための仕組みをつくり、一人ひとりが行動を変えやすくするために環境を整えることが大切だと説いている。個人の健康行動は、「高カロリーの食べ物にパセリが写っているだけでヘルシーに見えて注文する」ように、理にかなった合理的な判断をしているつもりでも、直感や感情に突き動かされて判断していることが多い。この「理性は感情に勝てない2016/12/15

佐島楓

64
「人は一人では生きられない」ということ。社会疫学というジャンルはこの本で初めて知ったが、既知の情報も含めて実感できることが多かった。2019/07/10

けんとまん1007

52
ソーシャルキャピタル、ポピュレーションアプローチ。この二つについては、予備知識を持っていたが、改めて、その意味・意義を考えた。単に、知識としてではなく、自分自身の身の回りのことと合わせながら考えると、腑に落ちるものも多い。地域の活動に関わっている中で、広く薄くという視点と、社会とのつながりという視点を、できるだけ考えるようにしている。それが、決して間違ってはいないと思える。2024/06/19

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