出版社内容情報
言葉の達人たちと語った豊かな日本語の世界
NHKのアナウンサーとして多くの番組を担当した著者は、今も言葉に関わる仕事をしています。本書は、言葉について書きたいことが山ほどあるという著者が、言葉を自在に操る達人とともに、日本語に関してのこだわりや上手に使うノウハウを、興味深いエピソードを交えて語り合っています。
言葉を通してのコミュニケーションがさらに豊かになるヒントが散りばめられた一冊です。
ゲストの十人と、主な言葉を紹介すると……。
山根基世「幼いうちに、肉声のぬくもりや響き、リズムなどを体に叩き込んでおくことが、生涯その人の言葉を支えることになる」。
藤原正彦「メールやインターネットを百万時間したところで、教養は身につきません。身につくのは情報だけ。教養というのは、活字文化以外からは生まれない」。
姜尚中「ケータイ文化は、いい面もあるけれど失ったものも大きい」。
他に、鴨下信一、半藤一利、檀ふみ、ジョン・カビラ、佐高信、落合恵子、田辺聖子の各氏が登場します。
初出は、「本の窓」に連載された「言霊」です。
内容説明
言葉の力を信じていく。名アナウンサーの著者が、10人の達人と語る豊かな日本語の世界。
目次
第1章 話し言葉を大切にする(山根基世)
第2章 日本語の法則を覚える(鴨下信一)
第3章 四文字熟語の快楽(半藤一利)
第4章 教養は活字文化以外から養えない(藤原正彦)
第5章 言葉に対する感度を磨く(檀ふみ)
第6章 聴き手を意識して言葉を発する(ジョン・カビラ)
第7章 力のある言葉、響く言葉(佐高信)
第8章 「表現力」と「感動力」(姜尚中)
第9章 「個」を大切にしていく言葉の重み(落合恵子)
第10章 言葉が伝える未来への希望(田辺聖子)
著者等紹介
松平定知[マツダイラサダトモ]
元NHKキャスター。1944年生まれ。69年早稲田大学卒業後、NHK入局。『世紀を越えて』をはじめNHKスペシャルを百本以上担当。朝と夜の七時のテレビニュースなど報道番組を15年。2007年退職後も、『その時歴史が動いた』を担当。今も、「シリーズ世界遺産100」、ラジオ深夜便『藤沢周平を読む』などに出演。現在、京都造形芸術大学教授、早稲田大学大学院と國學院大學で客員教授。ANA歴史大使(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あたん
ガミ
ロイヤルミルクティ
まやま
norio sasada